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●01-06(0107-0010)#C-#狂犬病、オオカミ-ウクライナ(Kherson地域)#
情報源:ウクライナKyiv Post - Correspondent net、1月5日。 2005年1月1日の夜(Kherson地域Velikooleksandrovsky地区)Novokamenka村で、 狂犬病のオオカミが住民4人(男性2名女性2名)を襲って咬傷を負わせた。オ オカミに襲われた1人の男性の母親がこのオオカミを殺した。近所の通りでは、 おそらく同じオオカミに殺されたと思われる、イヌの死体が発見された。現地 住民の話では、同夜ウシ小屋の近辺で同じオオカミが目撃されたが、ウシとの 接触の有無は確認できていない。オオカミの頭部は、Kherson地域獣医細菌学 検査室に送付され、そこでの検査の結果、狂犬病陽性と判明した。オオカミの 体重は90kg前後と推定される。イヌの死体とオオカミの体部は焼却された。被 害者らは全員Velikoaleksandrovsky地区の中央地域病院に入院し、曝露後の狂 犬病治療(曝露後ワクチン接種など)が実施されている。 [Moderator注:上記のような記述は、以前にも見たような気がする。120年前 にLouis Pasteurが、狂犬病オオカミに噛まれたロシアの農民を治療し救命し た逸話を思い出さずにはいられない。幸運なことに、こうした襲撃による被害 者が生存する可能性は、そうした開拓者時代以降飛躍的に改善している。] ●01-05(0107-0020)#Ep#トマト黄化葉巻病、トマト-レユニオン(フランス海 外領地)# 情報源:英国植物病理学会誌New Disease Reports, Vol. 10、1月5日。 レユニオン諸島のトマトにおける、トマト黄化葉巻病ウイルス遺伝子組み替え 株と非組換え株双方の感染。 ●01-06(0107-0030)#C#黄熱-マリ# マリにおける黄熱。情報源:WHO, CSR, Disease Outbreak News、1月6日。 2005年1月6日時点で、WHOはマリのKita地区において検査による黄熱診断確定 例1名の報告を受領している。この14歳の患児は、2004年11月12日に死亡した。 マリ保健省(MoH)とWHOの合同チームが緊急に流行を調査し、追加の血液検体8 件を採取した。MoHはさらなる患者発生を予防するために、黄熱患者が発生し た村周囲15kmの地区で、catch-up (緊急対応)ワクチン予防接種キャンペーン を組織した。 この地域における前回の黄熱流行は1987年であり、患者総計305名と死亡患者 145名が発生した(致死率:45.4%)。 MoH、WHO、およびDakarのパスツール研究所スタッフからなる多くの専門分野 にわたる調査チームが、疾患感染拡大のリスクを評価し、地域全体でのワクチ ン集団接種キャンペーンなどの実施すべき追加的な制圧対策を決定するために、 2005年1月5日現地に到着した。評価任務は、ECHO基金の資金援助を受けている。 ●01-06(0107-0040)#C#破傷風、大津波関連-アジア(インドネシア):情報提 供依頼# インドネシアで破傷風患者の大量発生。 情報源:I Africa.com/ SAPA、1月6日。 多数の住民が致死的ともなる破傷風に対して予防接種を受けていないために、 先週の大津波を乗り越えて生存したインドネシア人被災者らが、破傷風の流行 で死亡している。 「本格的な破傷風流行が発生しており、感染者が死亡し始めている」と支援団 体Global Reliefの広報官Murray Louw氏が声明の中で述べた。 Global Reliefの医師、看護師、技師、捜索人命救助担当者からなる12名のボ ランティアが2005年1月2日に、大津波の原因となった地震の震源地近くのイン ドネシアのバンダ・アチェBanda Acehに到着した。 Louw広報官は、破傷風が小さな切傷や擦過傷からでも感染すると述べた。感染 症状は、筋肉、とりわけ顔面や顎の筋肉の硬直と痙攣であり、通称「牙関緊急」 lockjaw(日本語で「一枚板」などと呼ばれた記載が森鴎外などの文献にある) と呼ばれる。 Global Reliefは、もう一組のチームをインドネシアに派遣している一方、別 の複数のチームが南アフリカを出発し、来週以降スリランカとインドに向かう ところ予定である。 [Moderator注:報告された流行の規模は記載されていないが、ProMEDではさら なる情報を歓迎する。 確かに、大津波の後で破傷風が発生するであろうことは、負傷者の数からすれ ば、驚くにあたらない。一般の人々は、破傷風を錆び釘を踏むといった外傷と 関連付けて考えやすいが、(感染巣となる)創傷自体が非常に小さなものである こともあるし、局所の感染や外傷が確認されないこともある。破傷風は、破傷 風菌_Clostridium tetani_が産生した破傷風毒素による中毒症状である。世界 中で広範囲に実施されている小児期早期のトキソイドによる予防接種が疾患予 防に有効であり、基礎接種から10年ごとに追加接種が推奨される。曝露後(創 傷罹患後)発症予防には破傷風高力価免疫グロブリンと破傷風トキソイドが併 用される。大量の負傷者が発生している状況では、こうした予防の完遂は困難 である。] ●01-05(0107-0050)#C#亜硝酸塩中毒-ロシア(Tyumen地域)# 情報源:Ria Novosti news agency、1月5日。 (ロシア)Tyumen地域で、15名が亜硝酸塩[ナトリウム]による中毒症に罹患。 RIA News agencyによれば、15名が亜硝酸[ナトリウム]中毒に罹患した。患者 全員が、療養所建設作業のためにTyumen地域に来ていたタジキスタン人であり、 月曜日[2004年1月3日]に現地の病院に入院した。その後3名が死亡し、残る12 名も重症である。 中毒の原因は、厨房で食塩と間違われた亜硝酸ナトリウムであった;この物質 は化学肥料として使用されている。 医師で中毒学者であるPurtov氏によれば、患者全員が解毒剤の投与を受け、 "artificial kidney"(人工透析?)を実施された。生存者12名は、完全に快復 するまでさらに数日間入院する予定である。 [Moderator NR注:Tyumen地域はTura河に面しており、河川と鉄道交通の要所 である。] [Moderator TG注:亜硝酸は肉の保存料として使用され、時折砂糖や塩として 誤用される。希釈しなければ、殺虫剤や金属タンクの腐食防止剤として使用さ れる。 ヘモグロビン中の鉄の第一鉄から第二鉄への酸化によって、メトヘモグロビン が形成されるが、それは酸素を運搬することができず、血液の色を褐色に変色 させる。血液検体の色調が褐色で、空気に曝露させても赤変しない場合は、メ トヘモグロビン血症を疑うべきである。 亜硝酸中毒の通常の治療は、静注による解毒剤メチレンブルー投与である。上 記記事中の"artificial kidney"という記載が透析装置を意味するならば、メ トヘモグロビン血症には治療効果はない。しかしながら、中毒症が亜硝酸でな く、染料のアニリンanalineによるものであるならば、有効である。] ●01-06(0107-0060)#Ea#口蹄疫-ブラジル(Mato Grasso do Sul州):否定# 情報源:BrownfieldNetwork.com、1月4日。 ブラジルでの口蹄疫疑いは誤報。 ブラジル農業省は、2004年12月中のMato Grasso do Sul州での口蹄疫(FMD)疑 い流行は誤報であったと発表した。ウシ28頭が検査でFMD陽性となったことを 受けて、パラグアイとの国境近辺にある農場は隔離された。 当初の検査は陽性であったが、詳細な検査により、以前の結果が否定された。 農業省は、今回の偽陽性は、ウシが検査4日前に口蹄疫ワクチンを接種されて いた結果であると考えている。 2004年中には、ブラジルでは口蹄疫流行2件が発生したが、そのうち1件のため、 ブラジル産牛肉の最大の消費国であるロシアは、大部分の輸入を禁止した。ブ ラジルは世界最大の牛肉生産国であり、2004年に米国が大部分の市場から退場 したため、世界最大の牛肉輸出国になると予想されている。 [Moderator注:検査室診断が重要であり、ブラジルや近隣諸国の当局は、胸を なでおろしているに違いない。] ●01-07(0107-0070)#C+#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア:ベトナム (02)# [1]情報源:Evening News (Edinburgh)、1月6日。 今週2例目となる、鳥インフルエンザ感染による死亡患者(6歳の少年)報告され る。 6歳の少年が、ベトナム国内で今週2例目の鳥インフルエンザ感染死亡患者とな り、新たな流行への危惧が高まっている。同国保健当局は、問題の患児が検査 の結果、鳥インフルエンザ感染で死亡したと確認されたことを受けて、消費者 に対しニワトリ・鶏肉を購入する際は十分に注意するよう警告している。患児 は高熱と重症の呼吸器感染を来たし、2004年12月30日に死亡した。患児の咽頭 から採取された検体についてホーチミン市で実施された検査は、鳥インフルエ ンザウイルス陽性となった。 [2]情報源:WHO, CSR, Disease Outbreak News、1月6日。 鳥インフルエンザ感染状況、更新情報。 2005年1月6日時点で、WHOは、新たに2名の鳥インフルエンザウイルス感染患者 を確認したとするホーチミン市で実施された診断検査結果の報告を受領した。 患者は共に死亡した。予備的な検査では、H5型鳥インフルエンザウイルスが同 定されている。更なる検査が進行中である。 1例目の患者は、南部のDong Thap省出身の6歳の少年であった。この患児は 2004年12月30日に死亡した。2例目の患者は、やはりベトナム南部にあるTra Vinh省出身の9歳の少年であった。患児は、2005年1月2日に入院し、1月4日に 死亡した。 2004年12月後半に報告された、同国内の別の患者は、重症のまま入院中である。 最近発生した患者3名全員が、2004年12月以来家禽での鳥インフルエンザ流行 が再燃しているベトナム南部で発生している。 今回発生した患者3名の密接な接触者は、鳥インフルエンザ発症について経過 観察されている。WHOスタッフの支援を受けたベトナム保健当局は、患者検知 強化のため、複数の対策を実施している。鳥インフルエンザウイルスは、気温 の低下と共に、活動性を増す。2005年2月初旬の旧正月に関連する住民の活動 が、新たな鳥インフルエンザウイルス感染患者発生のリスクを高める可能性も ある。 [Moderator注:ProMED記事20050106-0020「鳥インフルエンザ、ヒト患者-ベト ナム(13):疑い」で報告された、疑い死亡患者(9歳の少年)は、WHOにより診断 確定患者と認められた。今回の6歳少年の(鳥インフルエンザウイルス感染によ る)死亡により、ベトナムでの鳥インフルエンザ確定患者数は31名(WHO統計は 30名)となり、死亡患者数は22名となった。今回の患者は散発例であり、現在 のところ、ベトナムでもタイでも鳥インフルエンザウイルスの効率的なヒト・ ヒト感染伝播の兆候は認められていない。] ●01-07(0107-0080)#Er#ウエストナイルウイルス、最新状況2005年-西半球 (01)# カリブ海諸国: 投稿者:Kirk Douglas。 私は、カリブ海南西部の別の国、すなわちトリニダードでの以下のウエストナ イルウイルス感染循環に関する情報に対する、ProMED-mail関係者の注意を喚 起したいと考えている。 [Moderator注:この情報は、CAREC (the Caribbean Epidemiology Centre、カ リブ海諸国疫学センター)ウェブサイトから抽出されたものである。「カリブ 海諸国でのウイルスサーベイランス-2004年12月」と題するCAREC報告の序説記 事を以下に提示する。全文は以下のアドレスで閲覧可能である、 http://www.carec.org/west-nile-2004/。 1999年晩夏に、ウエストナイル脳炎流行が、米国のニューヨーク市で初めて記 録され、それ以後ウエストナイルウイルス(WNV)は米国、カナダ、中央アメリ カおよびカリブ海諸国で拡大している。現在では、WNV感染は、米国およびカ ナダでこれまでに記録された最大のアルボウイルス性髄膜脳炎流行と認識され ている。 カリブ海諸国での初のWN脳炎患者は、2001年末にケイマン諸島から報告された。 その後、2002年1月に、WNV活動性が、ジャマイカ、ドミニカ共和国およびプエ ルトリコにて渡り鳥および留鳥で観察された。これらの報告は、カリブ海諸国 へのWNV侵入を示す最も早期の証拠となった。WNV活動性はまた、2002年6月か ら2003年1月の間にグアドループ (Guadeloupe)の健常ウマ個体かえあ採取され た血清検体360件についての血清学的調査から、確認された。総体的な抗WNV IgG抗体陽性率は、2002年6月の2.8%から2003年1月には50%へと増加し、この 結果は6カ月間に現地のウマに明らかな抗体誘導が起こったことを示している。 2003年10月には、WNVはベリーズのウマからも同定された。2例目のWN脳炎患者 が、2003年7月にバハマで報告された。カリブ海諸国で最も新しいWNVの同定は トリニダードで行われた。すなわち、2004年10月に行われたウマ60頭および鳥 類40羽の血清学的調査において、抗WNV抗体が、ウマ2頭(陽性率=3%)および鳥 類2羽(陽性率=5%)で確認された。 WNVは、フラビウイルス科(フラビウイルス属)の1種である。血清学的には、日 本脳炎血清型群(Japanese encephalitis serocomplex )に含まれる。この血 清型群には、セントルイス脳炎、日本脳炎、KunjinおよびMurray Valley脳炎 ウイルスが含まれる。ヒトおよびウマでのWNV感染流行は、アフリカ、南ヨー ロッパ、アジアおよび北アメリカ・カナダで記録されている。 以下、WNVの感染循環・感染経路の概要。] ●01-06(0107-0090)#C#鳥インフルエンザ、ヒト患者-オランダ:抗体陽性率# オランダでの鳥インフルエンザ流行の最終解析結果で、従来考えられていたよ りもはるかに高いレベルのヒトへの感染伝播が示された。 情報源:Eurosurveillance Weekly, Volume 10, Issue 1、1月6日。 2004年初頭に再出現したヒトへの鳥インフルエンザ感染伝播が、東南アジアで は終息から程遠いことが、最近の患者発生報告からも示されている(文献1)。 流行を制圧し、新たな患者発生の継続を予防する対策として、現行の制圧対策 の有効性を評価する必要性が出ている。オランダにおける鳥インフルエンザ A/H7N7型流行の最終報告の要約(executive summary)が最近英国で公表された (文献2)。 2003年3月から5月の間に、前例のないヒトでの鳥インフルエンザ流行がオラン ダで発生した。大規模商業養鶏場におけるインフルエンザAウイルスH7N7型の 広範囲な動物間流行期間中に、養鶏場従業員86名と、家禽の接触がなかった一 般人3名が、当初PCR法により感染陽性と確認された。主要な症状は結膜炎であ った(文献3)。獣医師1名が、感染家禽と密接に接触した後に、呼吸窮迫症候 群を発症し死亡した(文献4)。 流行の追跡調査として、質問票(による聴き取り)調査が実施された。養鶏場従 業員とその家族約400名および流行対策関係者約900名が、この調査に参加した。 鳥インフルエンザウイルス感染の可能性を決定するために、調査対象者のうち 500名から、血液検体が採取された。追加調査は、鳥インフルエンザウイルス 感染者25名との家族内接触者62名に対して実施された。 通常の血清学的検査では、鳥インフルエンザウイルス結膜炎と診断確定してい る患者グループにおいてさえも、抗体を検出することは出来なかった。鳥イン フルエンザウイルスが、七面鳥よりもウマの赤血球をより良く凝集させるとす る実験結果に基づき、赤血球凝集法の改良が行われた(文献5)。感染家禽に 曝露したヒトの少なくとも50%が、改良したアッセイ法によって検知可能な抗 H7特異的抗体を保有していたことから、鳥インフルエンザA/H7N7型ウイルス感 染は少なくとも1,000名、おそらくは2,000名近くの人々に発生したと推定され た。感染家禽との直接接触は無いが、感染した養鶏場従業員と家庭内で密接な 接触があった人々での抗H7特異的抗体の陽性率は59%であった。この事実から、 鳥インフルエンザ感染リスクのある人口集団は、感染家禽と直接接触のある個 人に限定されないこと、およびヒト・ヒト感染が大きな規模で発生する可能性 があることが示唆される。新しいアッセイ法の特異度(Specificity)は、最近 (2002年/2003年シーズン用)インフルエンザワクチン接種を受けた対照群100 名からの血清検体で反応性がなかったことで確認された(特異度100%)。 アッセイ法の特異度は、コホート試験の結果でもさらに裏付けられた、すなわ ち、検知可能な抗体保有は結膜炎発症と有意に相関しており(相対危険度RR 1.72;95%、信頼区間CI 0.99-2.99)、また予防的抗ウイルス薬内服を実施 していた曝露群では抗体保有率が低かった(補正オッズ比 0.48;95%CI 0.25-0.89)。 養鶏場従業員も流行対策に従事した人々も、予防法を十分に実践していなかっ た。感染家禽を取り扱う作業中、従業員のわずか6%しか継続的にマスクを着 用しておらず、1%しか継続的なゴーグル着用を実践していなかった。処分従 事者では、着用率は少しだけ良かった:25%が継続的にマスクを着用し、13% が継続的にゴーグルを使用した。疫学調査の結果、抗インフルエンザ薬オセル タミビルは、結膜炎に対して予防効果があり(補正オッズ比=0.14; 95% CI=0.08-0.27)、これは無症状の感染についても同様であった。安全ゴーグル やマスクには予防効果は示されなかった(文献2)。 6名が死亡した1997年の香港における鳥インフルエンザA/H5N1型流行後に、ブ タだけでなくヒト自身が、次の汎流行インフルエンザウイルスの(鳥ウイルス とヒトウイルスの)攪拌機になるという仮説が提出された(文献6)。オラン ダにおける鳥インフルエンザA/H7N7型流行と、最近のアジアにおける未曾有の 鳥インフルエンザA/H5N1型感染拡大は、この懸念を改めて強調するものである。 オランダでの流行と制圧対策の再検討は、有事対策への重要な教訓を強調して いる:動物疾患とヒト疾患の検知と制圧には別々のシステムが適用されている が、人畜共通感染症の流行はその2つのシステムの統合的運営の重要性を例証 している。オランダでは、感染者は広範囲な地域で発生し、国外の養鶏関係者 も含まれた。動物の移動は制限されたが、こうした人々は、感染性であり、ウ イルスを排出しているにもかかわらず、公衆衛生当局の管轄外であった。 ヒトでの発病はA/H5N1型の方がより重症であるが、2つの鳥インフルエンザ流 行からは、種の壁を越えた(鳥インフルエンザウイルスの)感染がこれまで考え られていたより稀ではないこと、鳥インフルエンザウイルスの適応が迅速に起 こること、こうした種の壁を越えた感染が発生した場合には、広い意味でのヒ トの活動がウイルス播種を増長する可能性があることが、示唆される(文献 7)。
by sank100
| 2005-01-08 09:55
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