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●03-14(0316-0090)#Er#常衡制度Avoirdupois weights#
[1][ProMED-mail 20050312-0070 サルモネラ症、ケバブ販売店-イギリス(ロン ドン)の記事のNick Honhold氏によるイギリスの常衡制度Avoirdupois weights に関するコメントに対して。] 投稿者:Jan Wicht、3月14日。常衡制度 Avoirdupois weightsという言葉の由来とは別個に、私はこれらの指標がグレ インgrain、オンスounce、ポンドpoundなどの単位であると考えている。クロ ーブcloveとトッドtodは羽毛を計量する単位であり、1クローブは7ポンド、1 ストーンは14ポンド、1トッドは2ストーン、1ウェイweyは6.5トッド、1パック packは240ポンド、1サックsackは2ウェイ、1ラストlastは12サックである。十 進法導入前の生活は面白い。(以下、Moderatorともう1名の投稿者[2]Richard Brown MRCVSからもイギリスの常衡制度Avoirdupois weightsに関するコメント と投稿あり。全く医学とは関係ない議論のため以下後略。) ●03-15(0316-0100)#Ea#鳥インフルエンザ-北朝鮮:疑い# [同様のメディア報告を投稿してくれた多数の読者への謝辞。] [1]北朝鮮で鳥インフルエンザ流行報告:情報提供。情報源:韓国Yonhap News、 3月15日。北朝鮮で初めて鳥インフルエンザ疑い事例が発生した約1ヵ月後、数 千羽のニワトリが北朝鮮で死亡したと、北京の情報筋が2005年3月15日述べた。 情報提供者は流行が平壌Pyongyangの同国主要なニワトリ生産工場である Hadangで発生し、現地当局が疾患感染拡大を防止するための緊急予防措置を執 ったと述べた。 [2]鳥インフルエンザが北朝鮮工場で発生。情報源:イギリスDaily Mail、3月 15日。報告によれば、北朝鮮で数千羽のニワトリが鳥インフルエンザのために 先月処理工場で死亡した。 北朝鮮の首都平壌Pyongyangのニワトリ工場で鳥インフルエンザ流行のため緊 急予防対策が準備されていると、北朝鮮情報に詳しい匿名情報筋が韓国Yonhap ニュース機関記者に伝えた。(以下、工場が北朝鮮最大規模のものであること、 H5N1型であるかどうかは不明であること、当局者のコメントは得られていない ものの北朝鮮からは初の鳥インフルエンザ報告であることの記載、後略。) ●03-15(0317-0010)#C#炭疽、郵便施設-米国(バージニア州):否定(02)# 国防省郵便施設における炭疽曝露に対してCDCが保健勧告を発出。 投稿者:Joseph Dudley、3月15日。 CDC保健勧告:国防省郵便施設における炭疽曝露の可能性。 情報源:CDCウェブサイト: 2005年3月15日、保健警告ネットワークHealth Alert Networkを介して周知。 2005年3月10日遠隔地配達施設Remote Delivery Facility (RDF)の国防総省 Pentagon郵便施設(以下ペンタゴンRDF)において採取された環境検体が炭疽菌 _Bacillus anthracis_陽性との検査結果が判明した。国防省(DOD)はペンタゴ ンRDFの郵便物に接触のあった可能性のある全員に簡潔な指示を与えた。これ らの職員は曝露後発症予防として抗生物質を配給された。ペンタゴンに郵便物 が到達した径路に基づき、CDCは引き続きペンタゴンにDOD郵便物が配送される 前に処理されるワシントンDCのV街郵便局のUSPS郵便会社従業員に対し保健勧 告を実施した: [1]能動的医学的経過観察が開始されるべきである;それは感染の可能性のあ る従業員の症状と病欠記録の聴き取り調査である。 [2]リスクは低いと考えられるが、調査でV街郵便局の炭疽菌_B. anthracis_曝 露の可能性が同定されるまでは、念のため一連の予防的抗生物質治療(ドキシ サイクリンまたはシプロフロキサシン;双方とも同様に有効)が推奨される。 DOD施設へ郵便物を配達するUSPS以外の郵便会社配達業者に関しても、情報を 提供するために直ちに経過観察を実施するようCDCはDODに勧告した: -警戒警報発令。 -USPS従業員への勧告;それに基づき配達業者は従業員の経過観察に必要な措 置を執ることが出来る。 [1]炭疽菌汚染範囲の同定のためにペンタゴンRDFとV街郵便局において集中的 な環境検体採取が実施された。[Moderator注:これは奇妙である--同定は偽陽 性だったのではないか?]。 [2]医師および公衆衛生機関は炭疽に典型的な症状や曝露歴の監視を強化する ことが推奨された。医師は炭疽疑いまたは確定患者を直ちに地方または州保健 局に報告すべきである。 炭疽は感染伝播を起こす:(以下、炭疽菌の性状、皮膚炭疽・肺炭疽・腸炭疽 の炭疽の3病型と、潜伏期間の解説。) 皮膚炭疽の情報: 肺炭疽の情報: 医師向けの炭疽患者定義、治療ガイドライン、検査室診断法などのFACTシート 掲載ウェブ: 医師向け郵便取扱者保護情報: ●03-16(0317-0020)#C#牛結核_Mycobacterium bovis_、チーズ-米国(ニューヨ ーク州):警告# [1]情報源:ニューヨーク市保健精神衛生局記者発表、3月16日。 記者発表:ニューヨーク市保健精神衛生局広報部緊急発表: ある種のメキシコ産チーズ摂取に対してニューヨーク市保健精神衛生局が警告 発令。チーズ製品によりウシに認められる結核症である牛結核_Mycobacterium bovis_に感染する恐れ;2004年新生児死亡1名を含む35名の牛結核患者報告: ニューヨーク市保健精神衛生局(DOHMH)によれば、メキシコから輸入された数 種類のチーズが、結核症の原因となる牛結核菌_Mycobacterium bovis_に汚染 されている可能性がある。queso frescoを含む数種類のチーズは加熱殺菌され ておらず、メキシコから違法に輸入された可能性があり、ニューヨーク州農業 市場局の認可無しに販売されている。 保健局は2001年から2004年の間に市の住民において、牛結核菌_Mycobacterium bovis_による結核患者35名を同定した。うち1例である月齢15ヵ月の小児は 2004年3月に死亡し、後に牛結核菌感染の合併症であると診断された。 「規定として住民は法律で要求されている通り、ラベルの無いまたは英語のラ ベルの無い食品を摂取すべきではない」とDOHMHコミッショナーThomas R. Frieden氏は述べた。「違法輸入食品はFDAの厳密な規制に準拠して製造、パッ ケージされていない;これらの製品を摂取することは健康上の危険がある。妊 婦、新生児や小児、高齢者、免疫抑制状態にある患者ではリスクが高い。あな たや知人が3週間以上持続する咳嗽、発熱、悪寒戦慄、盗汗、食欲低下や体重 減少などの結核感染症の症状があると思ったら、医師を受診するか、無料の州 提供結核サービスを実施している保健局胸部疾患センターに連絡して下さい。」 (以下、結核症の解説とラテンアメリカ原産チーズ摂取による感染リスク、食 品許認可状況の解説。牛結核FACTシートと、輸入ソフトチーズに関するFDA勧 告の記載。) [2]結核患者発生により非加熱ミルクチーズ製品警告。情報源:NY Times、3月 16日。細菌に汚染された非加熱ミルク製チーズを摂取することにより、2001年 から2004年の間に新生児1名が死亡、数十名のニューヨーク市民が結核に感染 した。(以下、メキシコから輸入された非加熱ミルク製チーズが原因の牛結核 症患者発生によりDOHMHが警報を発令したことと、関係各当局者のコメントを 報ずる新聞記事、後略。) ●03-16(0317-0030)#Ea#鳥インフルエンザ-東アジア(34):インドネシア(West JavaおよびSouth Sulawesi地域)# [1]情報源:Jakarta Post, Indonesia、3月16日。 South Sulawesi地域で、鳥インフルエンザ感染によりニワトリ数千羽が死亡。 中央政府は、2005年3月第2週に新たな鳥インフルエンザ流行によりニワトリ 25,000羽が死亡したため、South Sulawesi地域をニワトリ交易から切り離すこ とを決定したと、当局者が3月16日に明らかにした。 農業省の家畜局South Sulawesi地域事務所副責任者Arifin Daud氏は、政府が 鳥インフルエンザ感染拡大を抑止するため、現地で製造されたワクチン約20万 接種分を配布したことを明らかにした。 同市は、鳥インフルエンザ感染がMaros, Sidrap, Wajo, Pinrang, Soppeng お よびParepareの各県(regency)で発生していると認めた。 インドネシアでは2003年以来鳥インフルエンザ感染の散発的な発生により被害 を出しているが、ヒトでの感染は報告されていない。 [2]情報源:Jakarta Post, Indonesia、3月16日。 政府はW. Java,および S. Sulawesi地域での鳥インフルエンザ発生を確認。 政府は3月16日、W. Java,および S. Sulawesi地域での鳥インフルエンザ発生 を確認し、感染した個体の処分と家禽へのワクチン接種を示唆した。 農業相は、2005年1月のWest Javaでの流行と2月のSouth Sulawesiでの流行に よって、ニワトリ数千羽が死亡したと述べた。 [Moderator注:インドネシアからOIEに宛てた2005年3月10日付けの最新の更新 情報第7報。] ●03-14(0317-0040)#Er#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(51):治療# 投稿者:Richard Frankel(MD, MPH)。 WHOの行っている隔離あるいは自宅待機や無症候性感染の接触者での鳥インフ ルエンザ感染の確認といったアプローチ方法に同意している。 しかし無症候性感染者をオセルタミビルで治療するという勧告は、専門家間で 精力的に議論する必要性があると考える。この問題と関連のある2つの情報と しては、 1)香港ではこうした個人からの感染伝播がないこと、および 2)オランダでは無症候性感染が比較的高頻度に発生したことであろう。 こうした感染者全員を治療するよりも、WHOと関係諸国政府は、こうした「感 染者がその起動中にウイルスを保有する期間および確認されるウイルス量、お よびそうした個人が一定の無症候性期後に発症するか、他のヒトへの感染伝播 の危険性があるかを調査することを考慮すべきである。そうすれば将来の対策 に非常に役立つであろう。そうしないで無症候性感染者全員を治療すれば、こ うしたデータは得られないことになる。さらに、治療が必要でない個人を治療 することでオセルタミビル耐性株を誘導するリスクを考慮すべきであるし、こ の勧告に基づき多数の無症候性感染者が治療される際にこの供給が限定された 薬剤に対する影響を考慮すべきである。 ●03-16(0317-0050)#C-#C#炭疽、郵便施設-米国(バージニア州):否定(03)# [1]情報源:The Washington Post、3月16日。 炭疽菌に対する新たな検査結果は陰性。 米国軍当局は3月15日夜、昨日実施された一連の診断検査の結果は全て炭疽菌 については陰性であったことから、ペンタゴンとFairfax郡の郵便施設では公 衆衛生上の脅威は存在していないと確信していると発表した。 ペンタゴンで採取された検体に対する昨夜の陽性検査結果に基づき、公衆衛生 および郵便当局は終日、首都が2001年以来はつとなる炭疽の脅威に直面してい るという仮定で行動した。しかし、両郵便施設で採取された各種環境検体70件 以上では、生死を問わず炭疽菌の痕跡は確認されなかった。 上級郡当局者は、調査官は現在ペンタゴンで採取された検体は実際はRichmond にある請負検査室で汚染されたという可能性に集中していると指摘した。バイ オハザード検知器のフィルターからの拭い検体は、3月14日にFort Detrickに ある陸軍施設の専門家に渡された。同施設では、3月15日午前に陽性結果を確 認した。 しかしなお、連邦および地域保険当局は、最終確認は完了していないとして、 すでに抗生剤服用を勧告された個人はそれを継続するよう勧奨している。 以下、2001年の炭疽事件と、今回の事件を受けた関係者のコメント、今回の事 件の時系列に従った情報整理。 [2]情報源:AP via the Milwaukeechanel.com、3月16日。 ペンタゴンでの炭疽警報は誤報。 ペンタゴンでの炭疽警報は誤報であった。当初の検査結果は、ペンタゴンの2 郵便施設に炭疽菌芽胞が存在する可能性があることを示した。最新の検査結果 は陰性であった。検査は3月16日午前中も継続しているが、軍当局は公衆衛生 上の脅威は存在しないと確信していると表明した。 郵便施設職員数百名が抗生剤を服用し、首都地区の郵便施設3ヵ所が閉鎖され た。ホワイトハウスも警戒態勢にはった。すべては軍の検査室での手違いによ る混乱が原因であった。 [3]情報源:BBC、3月16日。 AP通信社は、比較目的のため保管されている炭疽菌検体が、郵便施設から送ら れた検体に誤って混入した可能性があると報じている。国防総省保健問題担当 高官William Winkenwerder氏は、「郵便施設に炭疽菌が存在したとする証拠は 得られなかった。」、「予備検査の一部で陽性結果が出たが、その後の追加検 査で、問題の検体は実際は陰性であったことが確認された。」と述べた。 [4]情報源:The Washington Post、3月16日。 炭疽の脅威はバージニア州では終わっていない。 「当局は2つの異なる事件を扱っている」、「2つの独立した事件が発生してい る、すなわち、ペンタゴンとSkylineでの事件だ。」と首都地域合同情報セン ターの広報官Merni Fitzgerald氏が述べた。 バージニア州Fairfax郡にある米国国防総省事務所ビルでの炭疽検査は完了し ていない。問題のビルは閉鎖が継続される予定であると、広報担当者が3月16 日明らかにした。 ●03-16(0317-0060)#Ea#鳥インフルエンザ-東アジア(34):インドネシア(West JavaおよびSouth Sulawesi地域)# 「 (0317-0030)#Ea#鳥インフルエンザ-東アジア(34):インドネシア(West JavaおよびSouth Sulawesi地域)#」と同一内容。
by sank100
| 2005-03-17 18:48
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