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●03-20(0321-0020)#Er#足白癬、公衆衛生上の懸念-米国#
米国空港における皮膚真菌症や足白癬の感染伝播。投稿者:Cecil Fox、3月20 日。真菌感染症に時間を費やした後、私は各空港を監視する任務にある輸送安 全管理局Transportation Security Administrationが、米国の空港の導線を通 過する際に乗客が靴を脱いで通過することを「強く」指示していることに驚か された。こうした検査に違反すると手続きに時間がかかるという脅迫の下で、 眼鏡の枠や腕時計などが禁制品として引っかかる全身スキャンを実施し、さら に靴のX線検査を実施されている間に十分手入れされていない空港のカーペッ トの上で靴を脱いで立って待っていることを要求される。「指示どおり」に従 うならば、靴が返却される地点まで裸足または靴下を履いただけの足で10~15 フィート(3~4.5m)は歩かねばならない。これは明らかに、愚かな乗客が既に 持込を禁止されているマッチやライターを靴の中に隠して持ち込もうとするた めである。 私が酷く間違っていなければ、同じ導線を通過する数百から数千の乗客の皮膚 常在細菌叢が混合されることになる。床は(明らかに)殆ど清掃されず、一切消 毒もされていない。米国では「安全性」の名の下に単純な衛生さえも剥奪され てしまうのだろうか? 最終的にTSAが回答するとしても、彼らはOSHAが数百数 千の足の汚染を認可したとしか回答しないであろう。CDC、NIH、WHOあるいは 州・地方保健局は査問を受けていない。これは確かにゆゆしき国家安全性に関 わる問題である。 [Moderator注:投稿者への謝辞と、リスクは空港の警備スタッフであるから、 皮膚真菌症および/または足白癬、喘息やアレルギー性胞隔炎などの呼吸器症 状の増加に関して明確に示した研究が必要であるとのコメント。] ●03-20(0321-0030)#C+#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(53):ベトナ ム# [1]ベトナム:中央地方の小児2名が鳥インフルエンザ検査陽性。情報源: Thanhnien Nes online、3月20日。ベトナム中央部の自治体が深刻な鳥インフ ルエンザ流行に見舞われており、患者195名が症状を発症、小児2名がウイルス 検査陽性となったと地方当局最高責任者が述べた。Quang Binh省Chau Hoa自治 体出身の同胞2名が鳥インフルエンザH5N1型ウイルス検査陽性となったと、同 省人民会議副議長Mai Xuan Thu氏が2005年3月20日述べた。13歳の姉は[鳥イン フルエンザのために] 3月9日死亡し、年齢5歳の弟は重症でHue中央病院に入院 中である。[以下[2][3]の2つの報告に基づけば、この姉からは診断用の臨床検 体は採取されておらず、鳥インフルエンザのために死亡したと推定される。] 一方、同副議長によればインフルエンザ様症状を呈したその他195名の住民が いる。報ずるところによれば、病気のニワトリを摂取した数名を含むこれらの 人々が、致死的な鳥インフルエンザの症状を呈するのか、それとも通常の(ヒ ト)インフルエンザであるのか明らかでない。症状を呈した195名中、108名は Kinh Chau村の、残りはChau Hoa自治体内の他の村に居住する。 流行はQuang Binh省Chau Hoa自治体Kinh Chau村において、2005年2月9日に始 まる旧正月の祝祭日の初めに発生した。同省は現在自治体内の全家禽を処分す ることにより、インフルエンザ感染拡大を食い止めようと努力している。 [Moderator注:この報告は別個にTerry Allen氏からも入手した。中央地方同 地域の同胞2名が鳥インフルエンザ検査陽性と報告されたが、この事実は感染 のヒト・ヒト感染の発生を確認するものではない。共通の感染源からの感染の 可能性が残されている。(報告されている検査は疑問の余地が有り、妹はおそ らく感染により死亡したのではないことを示している。) 同様にこの地域にお ける一般人口の原因不明の呼吸器感染症流行の有病率の観点からすれば、姉の 死亡原因と、弟の重症疾患は必ずしも関連性が無い可能性がある。詳しい情報 と、独立した診断機関による診断確定が待望される。] [2]ベトナム:5歳少年が鳥インフルエンザウイルス感染と診断された。情報源: Viet Nam News、3月20日。中央衛生疫学研究所は昨日3月19日、Quang Binh省 出身の5歳少年が、一般に鳥インフルエンザとして知られるH5N1型ウイルスに 確かに感染していると公表した。Tuyen Hoa地区のこの少年は典型的な鳥イン フルエンザ症状のために3月15日Hue中央病院に入院した:症状とはすなわち高 熱、咳嗽、呼吸不全である。彼は人工呼吸器を装着され隔離病棟で治療されて いる。 この少年の姉は高熱のため入院し、3月9日死亡している。Quang Binh省保健局 医師らによれば、この姉は重症肺炎であった。この姉はウイルス検査を実施さ れていないと中央衛生疫学研究所長代行Pham Ngoc Dinh教授は述べた。ベトナ ム全土で鳥インフルエンザと診断された51名の患者がおり、この疾患により33 名が死亡したとDinh教授は述べ、流行が最も深刻であったThai Binh省からは 新規患者は報告されていないと加えた。患者家族はニワトリを摂取しており、 姉はニワトリ摂取後わずか2日後に発熱を伴って発病している。地方保健当局 が査察を実施した時点で、この地方で飼育されていた500羽のニワトリ中300羽 が死亡していた。 その他の進歩としては、北部国境地帯Lang Son省の市場監視チームが、地方国 境検問所を越えて違法に輸入された1.6トンのニワトリを押収した。押収され たニワトリは全て検疫を受けておらず、処分された。 [3]ベトナム:鳥インフルエンザウイルス感染の新規患者。情報源:Xinhua New agency online、3月18日。ベトナム中央部Quang Binh省の5歳少年から採 取された臨床検体が、ちょうど鳥インフルエンザウイルス血清型H5N1型検査陽 性となったばかりであり、2004年12月中旬以降ベトナムで鳥インフルエンザに 感染した患者総数は25名に増加したと、2005年3月18日Saigon Liberation紙が 報じた。3月17日ハノイの熱帯病研究所による検査でTuyen Hoa地区在住のこの 少年が鳥インフルエンザに感染していることが示されたと、同紙が地方獣医局 責任者Hoang Van Min氏のコメントとして報じた。 2月下旬に鳥インフルエンザ感染地域に住むこの少年の家族は、親類の一人か ら食用に供与されたニワトリを屠殺し、数日後この家族の3名の子供たちが突 然病気を発症したと述べた。Quang Binh省の病院に入院した翌日、この少年の 13歳の姉が死亡した。この少年は3月15日に近隣のHue市の病院に入院後、現在 治療を受けている。 3月17日Quang Binh省Quang Trach地区の住民が、発熱や呼吸困難などの鳥イン フルエンザ症状のため地区病院に入院しているとMin氏は述べた。総計25名の 地域住民が2004年12月中旬以降H5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染し、う ち13名が死亡した。 動物衛生省によれば、2005年1月以降ベトナムの35の都市と省で150万羽の家禽 を死亡または処分のやむなきに追いやった鳥インフルエンザは沈静化しており、 35の自治体中24の自治体が少なくとも3週間は新規鳥インフルエンザ感染地域 を検知していない。 ●03-20(0322-0010)#Ea#原因不明の家畜の大量死-アフガニスタン:情報提供 依頼# 情報源:The Pak Tribune、3月19日。 家畜の感染症流行はBadakhshan州に拡大。 農業畜産局責任者Eng. Mohammad Hassanは、パキスタンから輸出されたウシに 由来する狂牛病様の疾患に罹患して、Badakhshan州北東部で飼育されていた家 畜の65%が死亡したと述べた。問題の疾患はShahr-e-Bozurg, Khiwa, Arghanshas および Wardaj地区の家畜を中心に被害を出している。 同氏は、「2年前にBadakhshan州で初めて確認されたこの疾患は、パキスタン や別の州から持ち込まれた家畜から伝播された。農業や畜産業では多くの問題 を抱えているが、Faizabad市に獣医師が1人いるだけで、郡部には1人もいな い。」と述べ、もしこの疾患が制圧されなければ、Faizabad全域に拡大する可 能性があると指摘した。 ●03-18(0322-0020)#C#腸チフス、死亡患者-ケニア(Bungoma)# 情報源:AllAfrica.com and The East African Standard (Nairobi)。 2例目の生徒が腸チフスのため死亡。 Bungoma地区の中学校4校で発生した腸チフス流行のため、もう一人の生徒が 2005年3月17日に死亡した。 Kimilili男子中学校の生徒は、個人病院で治療を受けた後、ChweleのBusakala にある自宅で死亡した。今回の死亡患者により、この疾患による犠牲者数は2 名となった。Moi 女子Kamusinga校在籍の生徒が、2005年3月第2週に死亡した。 Kimilili男子中学校校長Mr. Wafula Khisaは、Webuye病院に入院した生徒16名 中、10名はすでに退院して学業に復していると言明した。また、医師チームが 同校に急派され、新たな患者は発生していないと加えた。 Bungoma地区医官Dr. Isaac Wasikeが率いるチームは、問題の4校での衛生状態 に満足しているとしている。医師チームは今回の流行の原因がElgon山の斜面 から採取された水であるとし、その水は飲料用には適当ではないではと危惧し ている。 Moi 女子Kamusinga校の別の生徒22名と、Kimilili男子校の6名およびSt. Mary のSosio校の7名は、現在も入院している。他方、(さらに別の)10名以上も腸チ フスに罹患してKimilili亜地区病院に入院している。新たな患者は大部分が、 患者の発生した4校の周辺地区から発生している。 ●03-21(0322-0030)#C#風疹-ベトナム(ホーチミン市)# 情報源:Xinhua News Agency on line、3月18日。 ベトナム:風疹流行がホーチミン市に暗い影を落としている。 2004年11月以来ベトナム南部のホーチミン市で、女性労働者を中心に798名が 発疹を伴う伝染性ウイルス性疾患である麻疹に罹患している。患者の大部分が Cu Chi地区で発生しており、患者らは市内の工業地帯で就業していると、現地 紙が2005年3月18日に報じた。 こうした状況に対処するため、現地保健当局は住民、特に大学や工場に在籍す る若い女性や、12~24ヵ月齢の小児を対象に、ワクチン接種を強化している。 当局はまた、住民に対して、住居や職場の環境での衛生状態を改善するよう呼 びかけている。 三日はしかとも呼ばれる風疹は、飛まつや直接接触によって伝播される。妊娠 中には母体から胎児にも感染し、新生児に重症の合併症を引き起こす。小児や 成人では、風疹は通常軽症で、時には不顕性のこともある。 ●03-17(0322-0040)#C#麻疹-ナイジェリア:疑い# 情報源:World Health Organization (WHO), CSR, Disease Outbreak News、3 月17日。 情報源:WHO, CSR, Disease Outbreak Report、3月17日。 ナイジェリア:急性熱性発疹性症候群-2005年3月17日現在。 WHOは、2005年2月28日時点で、ナイジェリアAdamawa州の12行政区(Local Government Areas、LGAs)から、死亡患者76名を含む患者1,118名(致死率6.8%) の報告を受領した。こうした患者は臨床的に麻疹と診断されているが、現在ま でのところ検査による診断はなされていない。Gombe, Jigawa, Kaduna, Kano および Kebbiの各州を含む他の州もすべて、麻疹患者の発生を報告している。 Adamawa州では麻疹ワクチンは確保されていると報告されているが、ワクチン 接種キャンペーンに必須の他の物資が不足している。WHOアフリカ地域事務局 は、流行状況を調査している。 ●03-17(0322-0050)#C+#原因不明の心筋症-スリランカ(04)# スリランカ:心筋炎疑い流行-WHO更新情報、2005年3月17日現在。 2005年3月17日時点で、スリランカ保健省は、病院不明の心筋炎疑い患者がUva 州のBadulla およびMonaragala地区で検知され続けていると報告している。し かし、過去数週間には新たに記録された患者数は減少しているように見える。 病因を確定するため、更なるフィールド調査および検査が実施されている。感 染制圧策の強化を含む対策が現在実施されている。 Global Outbreak Alert and Response Network (GOARN) および WHOからのス タッフによるチームが、人員および技術支援を通じて、保健省の疫学部門を援 助している。このチームはWHOスリランカ事務所および東南アジア地域事務局 スタッフ、ヨーロッパ介入疫学養成計画からのGOARN協力者、および各国の公 的機関スタッフ(具体的名称は省略)から構成されている。 ●03-17(0322-0060)#C+#診断未定の出血熱-アンゴラ(04)# 情報源:WHO, CSR, Disease Outbreak Report、3月17日。 アンゴラ:急性出血熱症候群疑い流行-WHO更新情報。 2005年1月~2005年3月15日にかけて、アンゴラ北部のUige地域(Province)から 急性出血熱症候群疑い死亡患者39名がWHOに報告されている。 特別対策チームが政府レベルで設置され、検査検体が解析のため採取された。 WHOアンゴラ事務所は保健省を支援している。能動的なサーベイランスと後ろ 向き解析が実施されている。 WHOアフリカ事務局(AFRO)は、AFRO加盟国に対して迅速対応ネットワークの設 置を呼びかけ、AFRO南部アフリカ国際協調計画(AFRO Inter-country Programme for Southern Africa) のスタッフは、疑い患者の調査と治療のた めの感染防御装備の供給を計画している。
by sank100
| 2005-03-22 19:35
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