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●08-21(0823-0010)#C#原因不明の死亡患者-コンゴ民主共和国(Maniema)(05)#
情報源:News24.com / Agence France Presse。 保健省による新聞発表によれば、コンゴ民主共和国の中央部にあるダイアモン ド鉱山で働く32人が、20005年7月末以来これまでに、「急性呼吸器症候群」で 死亡したことが確認されている。 現地医療調査官Dr Andre Kasogo MulambaはAFP通信に対して、「診断は検査に よって確認される必要があるが、今回の感染症では、記録された患者1,500名 中に死亡患者32名が認められた。」と語った。 流行は2005年7月29日に、同国中央部のManiema州の中心都市Kinduから約240km にあるKabongolaで発生した。8月11日には、人口約6,000人の鉱山町Kabongola での死亡患者数は、感染者997名中23名に達した。 この疾患は「血性下痢」で発症し、発熱、咽頭痛、嘔吐を伴い、後に呼吸困難 を来たす。Kinduの北にあるPuniaに先週緊急チームを派遣した国境なき医師団 (MSF)は、「肺ペスト」の可能性があるが、確認されていないとしている。 MSFのPhilippe Havet氏は、診断は1ヵ月以内に判明するだろうとしている。 ●08-18(0823-0020)#C#野兎病-ロシア(Ryazan)(02)# 情報源:NewKerala.com、7月25日。 Ryazan地域(oblast)で、56名が野兎病に罹患して入院している。28 名は Klepikovskiy 地区(rayon)で、3 名が Spasskiy地区で、4 名が Rayzanskiy地区で、2名がShilovkiy地区でそして 3 名が Moskovskiy およびVladimirskiy 地区で感染した。 この情報は、衛生疫学センターの疫学部主任Galina Sedova氏から寄せられた。 2005年8月19日までに、小児4名を含む野兎病患者58名がRyazan地域で記録され た。2004年には、Ryazan地域では野兎病患者は4名が報告されたのみであった。 衛生疫学サーベイランスセンターの情報によれば、感染は蚊族およびウマバエ によって伝播される。 [Moderator注:記事では患者56名が入院したと記述しているが、地区毎の患者 数を合計しても56名にならない。野兎病の症状および診断方法が記載されてい ない。相した情報は、感染伝播様式(昆虫あるいはダニによる刺咬)、他の動物 への曝露あるいは水系感染であるかなどを明確にするのに有用となりうる。] ●08-22(0823-0030)#Ea#豚コレラ-南アフリカ(03):Eastern Cape地域# 情報源:ABC News, 8月21日。 Centane およびQueenstownの農場で発生した豚コレラ流行を受けて、Dutywa地 区では本日ブタ数千頭の処分が開始される予定である。検査の結果、Mbhashe 川とKei川の間にある共同牧場地区で、豚コレラが確認された。Queenstown, Aliwal North およびCookhouseにある個人農場3ヵ所でも豚コレラによる被害 が発生している。感染の拡大を防止するため、検問所が主要な交通路に設置さ れた。 ●08-22(0823-0040)#C#レジオネラ症-ニュージーランド(南島)# 情報源:Stuff.co.nz。 Christchurch市公衆衛生当局は、市内のレジオネラ症流行の感染源を追跡する ため、不眠不休で新たな統計作業に取り組んでいる。Canterbury地区保健委員 会医官Alistair Humphrey氏が代表を務めるチームは、患者らが発病に至った 契機となった行動を追跡するため、市内の患者16人と死亡した患者3人の家族 に再度聞き取り調査を行った。 公衆衛生当局は、対照群のChristchurch市民57人にも聞き取り調査を行ってい る。患者毎に、年齢と性別の一致した3名が、行動、リスク因子、曝露の可能 性について質問された。 Humphrey氏は、8月22日に完了予定の今回の疫学調査は、レジオネラ症患者の 「生物統計学上のプロフィール」を明確にすることを目的としていると述べた。 以下、Humphrey氏による現在進められている疫学調査に関するコメント。 他方、市内の冷却塔に対する作業も継続している。すでに多数の検体が解析の ため環境科学研究所へと送付された。最初の検査結果が判明するのは週明け以 降となる見込である。汚染された冷却塔は、依然感染源の第一の候補である。 レジオネラ症患者は市内の西部に集中しているが、St Albans, Lyttelton, お よびRangiora地区でも報告されている。20例目の患者はWest Coast在住であっ たがChristchurch市を訪れていた。終末には新たな患者は報告されなかった。 ●08-22(0823-0050)#Ea#鳥インフルエンザ-日本(茨城県)、家禽# 情報源:Forbes, USA、8月22日。 当局は、東京近郊の養鶏施設で新たな鳥インフルエンザ感染事例を確認にした と発表した。これを受けて保健当局はニワトリ約10万羽の処分を命じた。 問題の養鶏施設は、東京から北東に80kmにある石岡市にあり、12鶏舎にニワト リ111万羽を飼育していると、農水省が声明で明らかにした。この施設は、8月 18日に過去の鳥インフルエンザ感染が明らかになった別の養鶏施設にニワトリ を搬入していた3施設の1つであった。現地保健当局は、H5型鳥インフルエンザ ウイルスに対する抗体が確認された個体が飼育されている鶏舎中のニワトリ全 10万羽を処分する予定である。 ●08-22(0823-0060)#C+#豚連鎖球菌、ブタ、ヒト患者 - 中国(17)# 目次: [1]中国(広東省) [2]中国(香港) [3]概観/議論 [1]中国(広東省)、情報源:Washington Post。 政府は8月22日、中国南部で4名がブタの感染症に感染し、うち1名が死亡した と発表した。前日には、国内の別の地域での流行が制圧されたと宣言されてい た。 省政府による情報を報じた新華社電によると、感染者は広東省の異なる4ヵ所 から報告された。新華社は、ブタの豚連鎖球菌感染症例は報告されていないと している。現時点で感染経路は不明であるが、豚連鎖球菌感染は通常、汚染さ れた生の豚肉や発病したブタとの接触で伝播される。報道ではヒト・ヒト感染 が発生しているかについては触れていない。患者2名は現在も入院中である。 [2]中国(香港)、情報源:XinHuaHet.com。 香港の健康保護センターは8月22日、79歳女性が豚連鎖球菌に感染したと確認 されたと報告した。この患者により今年香港で発生した豚連鎖球菌感染患者数 は10名となった。 問題の九竜地区の住民は8月16日に、発熱、右膝の疼痛、発赤および腫脹を発 症し、6日後にQueen Elizabeth病院に入院した。この女性患者は最近旅行した ことはなく、現在重体である。家族内接触者は健康監視が行われている。 以下、香港保健当局の市民に対する感染予防措置の呼びかけ。 [3]概観/議論、情報源:The Standard - Hong Kong。 世界的な豚連鎖球菌研究の権威Marcello Gottschalk博士は、現在の中国本土 と香港で発生している豚連鎖球菌感染患者は、当局が考えているよりもずっと 複雑である可能性があると危惧していると語った。モントリオール大学の教授 であるGottschalk博士は、豚連鎖球菌同定の国際的委託研究所の責任者である。 同氏は、今回の患者らが呈している症状は自分がこれまで経験してきたいかな る症例とも異なると指摘した。 以下、今回の流行の概要とGottschalk博士のコメント。 ●08-22(0823-0070)#Ec#告知、2005年(08):無菌性髄膜炎症例定義# 投稿者:Herr Prof. Dr. Ulrich Heininger。 ワクチン学と感染症分野の専門家の国際的自主的な共同研究であるBrighton Collaborationが、「無菌性髄膜炎」と「脳炎/ ADEM(急性散在性脳脊髄炎)」 に対して新たに設定した症例定義に関するインターネットベースの調査を実施 している。その調査の詳細については、 secretariat@brightoncollaboration.orgのアドレスに連絡してください。 以下、Brighton Collaborationについての説明。 ●08-21(0823-0080)#C#日本脳炎-ネパール:疑い、情報提供依頼# 情報源:Radio Australia - News、8月21日。 ネパール南西部での脳炎流行により、先週少なくとも20名が死亡し、週末には 60名以上の新規患者が報告された。政府は、今回の流行対策のために南西部に、 医薬品と特別チームを急送した。脳炎ウイルスは通常媒介蚊によって媒介され るが、現地は例年8月から9月に雨期となるため媒介蚊の個体数が増加する。 北部インド(Uttar Pradesh州)で国境に沿って発生しているウイルス性脳炎流 行により、小児少なくとも99名が死亡し、その他に140名が治療されている。 [Moderator注:検査による診断結果を含むこの流行に関する詳細情報を歓迎す る。] ●08-22(0823-0090)#Ea#鳥インフルエンザ-アジア(09):ロシア(シベリア地 方)、OIE# 情報源:OIE web-site。 報告日:8月20日。 2005年8月20日、臨床、ウイルス学および血清学監視によって、ロシア国内の6 地域で家禽での鳥インフルエンザ感染が確認あるいは疑われた。 ヒトへの感染は確認されていない。 家禽で新たな鳥インフルエンザ感染が発生するリスクは存在する。どの程度の 野生のカモやガンが鳥インフルエンザウイルスに感染しているかは正確に確認 されていないが、非常に広範囲であると推測される。以下のすべての地区で野 生カモの大量死が報告されている。感染事例が発生した地区名: - Altai地域: 8 (地区名 Zavyalovsky, Mamontovsky, Romanovsky, Baevsky, Yegorievsky)、 - Tiumen 地域: 13 (地区名: Berdiuzhsky, Armizonsky, Kazansky); - Omsk 地域: 9 (地区名: Sargatsky, Marianovsky, Okoneshnikovsky); - Kurgan 地域: 6 (地区名: Chistoozerny, Petukhovsky, Almenevsky, Kurtamyshsky, Makushinsky, Lebyazhinsky); - Chelyabinsk 地域: 3 (地区名: Oktyabrsky, Uvelsky); - Novosibirsk地域: 11 (地区名: Dovolinsky, Kupinsky, Zdvinsky, Chistoozerny). 各感染発生地域で(感染拡大を防止するため)処分された家禽数: - Altai 地域: 13 667羽、 - Tiumen 地域: 22 921羽、 - Omsk 地域: 5997羽、 - Kurgan 地域: 5090羽、 - Chelyabinsk 地域: 954羽、 - Novosibirsk 地域: 69 658羽。 ●08-22(0823-0100)#C-#ポリオ-サウジアラビア(02):ハジ(メッカ巡礼)関連# 情報源:Arab News。 保健省が8月21日に発表した勧告に寄れば、ハジ(メッカ巡礼)あるいはUmrahの ため入国する若年の巡礼者はポリオに対するワクチン接種を受けていることを 証明する必要がある。2005年10月のラマダン時期のUmrahや2006年1月のハジに 先行して発せられた今回の新たな指示は、現在ポリオ患者が報告されている19 カ国からの15歳以下の入国者を対象としている。 サウジアラビアへの入国ビザを入手するために、その年齢層の巡礼者は公式な ワクチン接種証明を提示する必要がある。この規制は、アフガニスタン、アン ゴラ、ブルキナファソ、カメルーン、中央アフリカ共和国、チャド、コートジ ボワール、エジプト、エリトリア、エチオピア、ギニア、インド、インドネシ ア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、スーダンおよびイエメン からの入国者に適用されると、保健省広報官が明らかにした。 以下、この規制が発令された背景となった、ナイジェリアでのポリオワクチン 接種中断が原因の、サウジアラビアを含む各国でのポリオ患者再出現の経緯、 WHO当局者のコメントなど。 ●08-22(0823-0110)#C#E型肝炎-チャド(東部)# 情報源:BBC News Online、8月22日。 東部チャドの遠隔地村でE型肝炎流行により少なくとも50名が死亡した。Kerfi 医療センターが感染地から半径50km以内にある唯一の医療機関である。 1つの村だけでも、住民数十名が死亡した。現地の援助機関スタッフは、救援 を試みているが、アクセスの問題に突き当たっている。スーダンとの国境から 80kmに位置するKerfi村は到達が非常に困難である。現地に通じる道はほとん どなく、雨期中には豪雨によってワジ(かれ谷、「アラビア・北アフリカ地方 の雨期以外は水がない谷川」)と呼ばれる大きな季節性の川が出現する。Kerfi 村に至る唯一の道は、深く、泥状の水溜りを渡っていくことである。重要な医 薬品はワジを横切る際にはいかだに乗せて浮かせる必要がある。 肝炎流行は沈静化に向かっているが、Goz Beida町近くの当地では50名以上が すでに死亡している。村の診療所で肝炎患者を治療しているCamilo Kuan医師 は、このチャドの遠隔地には十分な医療施設が存在しないと語っている。 以下、UNICEF関係者のコメントなど。 ●08-22(0823-0120)#Ea#口蹄疫、ウシ-ロシア(アムール地方):アジア1型株、 疑い# 情報源:Regions Ru、8月22日。 ロシア連邦政府筋によれば、口蹄疫がKhabarovsk地域Bikinsk地区のウシで疑 われた。口蹄疫ウイルス血清型アジア1型による感染が確認された。現地の3村 が隔離されている。連邦動物衛生センターARRIAHからの専門家が、現地に派遣 され、ワクチンが送付された。 ●08-22(0823-0130)#C#ポリオ-イエメン(08)# 情報源:Adnkronos International。 イエメンの保健当局は、すでに国内でポリオ患者369名が診断確定されている 上に、新たな患者約50名を確認したと発表した。イエメンでポリオ流行を背圧 する対策を監視している担当官であるAbdul Hakeem Al Radami氏は、記者会見 で、感染に感受性の小児にワクチン接種を行う全国的なキャンペーンを開始す すると発表した。 Al Radami氏は、新規患者は、ワクチンへの信頼性がなく、ポリオの危険性が 認知されていないため、保護者が自ら子供へのワクチン接種を拒否している3 つの州で確認されたとしている。多くの家族は、現在のポリオ流行が定期の全 国的なワクチン接種計画の後に始まったため、ワクチン接種に対して懐疑的で ある。 8月21日に、公衆衛生人口省は、5歳未満の小児約400万人にワクチン接種を行 うため、戸別訪問を行う保健担当者34,580人を保健する2日間のキャンペーン を開始した。子供のワクチン接種が完了した家屋には印がつけられ、接種され た小児の爪には特殊インクが押される予定である。 WHOは1996年にイエメンでポリオ撲滅を宣言していた。今回の患者発生はナイ ジェリアからスーダンを含む他のアフリカ12カ国へポリオが感染拡大したため と考えられている。 以下、2006年1月に予定されるハジを前に、ポリオの感染拡大を防止するため、 サウジアラビア政府が規制強化を打ち出した情報。 2005年にはナイジェリアを中心に、小児1,050人以上がポリオによって麻痺を 呈したと報告されている。[ポリオ根絶計画ウェブサイト上の最新の情報によ れば、2005年8月16日時点で、患者1,053名中453名がナイジェリアから報告さ れており、これは今年報告された患者増数の43%に相当する。]
by sank100
| 2005-08-23 18:59
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