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●10-12 (1013-0020)#Ea#野鳥の大量死-イラン:OIE、情報提供依頼#
イランで野鳥が多数死亡。 情報源:OIE Disease Information Alert Messages。 緊急告知の理由:深刻な罹患率、死亡率、人畜共通感染症の可能性。 West Azerbaijan州Arras沿岸のPoldasht市で、野生水鳥(野生のカモwild ducks)の大量死が観察された。病因は特定されていない。剖検でも異常所見 は見られず、衰弱と死亡だけが明らかな事実である。 事例の開始日:2005年10月2日。 死亡数:3673羽。 流行源あるいは感染源:不明あるいは未決定。 とられている対策。 -隔離 -国内での移動制限 -スクリーニング検査 -区割り -消毒 OIE動物保険情報局による注記:臨床検査が陰性ということであって、診断学 的検査が陰性とは言っていない。鳥インフルエンザにも類似している。獣医学 当局の確認が求められている。 ●10-12 (1013-0030)#Ea#鳥インフルエンザ(H9)、家禽-コロンビア(02)# 「Avian influenza (H9), poultry, Colombia sensitivity」に対する応答。 投稿者:Tracy DuVernoy、獣医学博士、公衆衛生学修士。 これまでH9ウイルスがヒトに感染したことはないとするmoderatorのコメント に応えたい。 1999年3月に香港で2例のH9N2型ウイルス感染患者が報告された。2小児例の鼻 咽頭吸引物によって感染の診断が確定され、H9N2型ウイルスは英国ロンドンと 米国アトランタのWHOインフルエンザ委託研究所で確認された。2例とも症状 (発熱、上気道炎)は軽微で自然治癒した。1例は家禽と接触した可能性がある と報告された。後略。 ●10-12 (1013-0040)#Ea#口蹄疫、ウシ、ブタ-ブラジル(Mato Grosso do Sul 州)(02)# [1] 情報源:Davisのカリフォルニア大学を通したFMDニューズ。 国と日付:ブラジル、2005年10月11日。 形式:非公式。 論旨:ブラジル当局は、10月8日に口蹄疫(FMD)の流行が確認された地に隣接す るMato Grosso do Sul州で、第二の口蹄疫流行の可能性があるとして調査して いる。 要約:ブラジルの専門家は、最初の口蹄疫流行地から半径25 km以内にある Japora村で、FMDに似た症状を呈する動物を検知した。「我々は検体を集め、 診断のため研究所に送った。結果は2~3日後になる予定。」と、Campo Grande 市農業省の代表者が語った。 [2] 情報源:Davisのカリフォルニア大学を通したFMDニューズ。 国と日付:ブラジル、2005年10月12日。 形式:非公式。 論旨:流行はこの世界大手牛肉輸出国にとって痛手である。 要約:ブラジルは2005年最初の8ヶ月で、この部門(牛肉輸出)でおよそ20億米 ドルの輸出収益をあげている。FMDの流行が確認されてわずか24時間後には、 経済的影響が切実なものとなった。10月11日夜農相は国営テレビで、この危機 を乗り越えるための援助金について約束したが、評論家たちは政府を非難して いる。彼らによれば、財務省は今年獣疫管理のために計上されていた150万米 ドルを保留しているとのことである。EUは3州からの牛肉輸入を一時停止して いる。ブラジル牛肉の最大市場で、規制に踏み切ったその他の国にはパラグア イ、南アフリカ、イスラエル、ロシアなどがある。 ●10-12 (1013-0050)#Ep#ビート偽黄化病ウイルス、ウリ類-コスタリカ# コスタリカのニホンカボチャ_Cucurbita moschata_とペポカボチャ_C. pepo_ に見られたビート偽黄化病ウイルス(beet pseudo-yellows virus 、BPYV)感染 の最初の報告。 情報源:American Phytopathological Society, Plant Disease Notes。 2004年初頭コスタリカで屋外栽培のウリ科植物に深刻な黄化病と萎黄病が見ら れた。症状は_Crinivirus_属(_Closteroviridae_科)のそれに類似していた。 後略。 ●10-13 (1013-0060)#Ea#鳥インフルエンザ-ユーラシア(04):ルーマニア、診 断確定# EUはルーマニアでの鳥インフルエンザを確認し、輸入を禁止。 情報源:Swissinfo、10月13日。 欧州委員会は、専門家がルーマニアのアヒルや鶏から鳥インフルエンザ株を検 知したことを受けて、ルーマニアからの生きた鳥や家禽の輸入を禁止したこと を10月13日発表した。 「ルーマニアにウイルスが存在したということが明らかになったからには、委 員会は10月10日にトルコで取られたのと同じ対策をとることになるだろう。す なわち、生きた鳥、家禽の肉や家禽製品の輸入禁止である」と委員会発表の中 で述べている。 委員会によると、専門家は、ドナウ・デルタの疑わしい裏庭飼育場で採取され た2検体からH5ウイルス株を検出した。「問題のウイルスがH5N1株であるかど うかはさらに検査が必要である」と付け加えた。 常設食品生産流通過程・家畜衛生委員会(Standing Committee on the Food Chain and Animal Health)は10月13日に緊急会議を開いて事態を再検討する 予定であるが、本日中に英国の研究所は、先にトルコで分離されたウイルスが H5N1株であるかどうかを確定できるはずである。 ●10-13 (1013-0070)#Ea#鳥インフルエンザ-ユーラシア(05):トルコ、H5N1# ルーマニアとトルコで鳥インフルエンザ発生:委員会は対応策を進める。 情報源:EU press release IP/05/1277、10月13日。 昨夜ルーマニアに鳥インフルエンザH5型ウイルスの存在が確認され、さらに今 朝の英国研究所からの報告結果が示すように、トルコでの鳥インフルエンザウ イルスは数ヶ月前中央アジアの野鳥から検出されたウイルスに近縁のH5N1株で あったことを受けて、委員会は追加措置を講じることにした。対応策は本日午 後ブリュッセルで、常設食品生産流通過程・家畜衛生委員会(Standing Committee on the Food Chain and Animal Health)の緊急会議で議論される 予定である。 鳥インフルエンザの存在を確定したEU専門家の新しい検査を受けて、委員会は 本日ルーマニアからの生きた鳥、家禽の肉やその他の家禽製品の輸入禁止を可 決することになっている。トルコからの生きた鳥と羽毛の輸入禁止は、鳥イン フルエンザが検知された月曜(10月10日)から禁止されている。 EU保険・消費者保護委員会により決定された追加措置: 予防措置や生物学的安全性(衛生状態)の強化について、委員会案の枠組みが本 日の委員会会議に提出される予定である。加盟国は鳥インフルエンザ伝播の危 険性を低減するために適切な措置をとる予定である。その中にはEU諸国の家禽 飼育場、特にリスクの高い地域の生物学的安全性を強化することも含まれる。 鳥インフルエンザと渡り鳥の専門家の緊急会議が明日開かれる予定である。会 議の目的は渡り鳥がEUにもたらすかもしれない危険性を評価することにある。 専門家グループは、そのような鳥と接触した場合のヒトに対する危険性につい ての勧告を発表する予定である。 EUとその加盟国の専門家がルーマニア、トルコとその他鳥インフルエンザ疑い 患者の懸念のある国に対して援助の提案。 ルーマニアやトルコやその他の鳥インフルエンザ検出国の旅行者に対して、委 員会と途上国間地域経済協力(ECDC)が予防勧告を行う。 ●10-12 (1014-0010)#Ep#レタス斑病ウイルス-チリ:初報告# チリでレタスへのsequivirus感染の最初の報告。 情報源:アメリカ植物病理学会(American Phytopathological Society)、 Plant Disease Notes。 Sequivirusesは同大の、アブラムシによって媒介される植物ウイルスである。 _Sequivirus_属のタンポポ縞萎縮病(Dandelion yellow mosaic virus、DaYMV) は、ヨーロッパのレタスやタンポポから分離された。後略。
by sank100
| 2005-10-17 13:28
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