以前の記事
2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 最新のコメント
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
●10-14(1015-0110)#Ea#鳥インフルエンザウイルス、ヒト患者-ユーラシア (08):ロシア、OIE# [1]情報源:OIE国際獣疫事務局プレス発表、10月14日。 ロシア当局の要請により、国際獣疫事務局は、シベリアでの鳥インフルエンザ 状況を評価するため、鳥インフルエンザおよび鳥類学の世界的に高名な専門家 を現地に派遣した。この科学派遣団の完全な任務詳報は、現在以下のURLで閲 覧が可能である、 この報告書の主要な結論の1つとしては、一定の条件下では、渡り鳥がアジア で流行しているH5N1型ウイルスを、世界の他の地域へと持ち込む可能性がある というものである。(以下、略。) [Moderator注:上記報告書のさまざまな部分から抽出した目的と結論の詳細の 追加。(詳細は略、原文参照のこと。)] [2]情報源:OIE Disease Information 2005; 18(41)、10月14日。 ロシアでの抗病原性鳥インフルエンザ、経過報告第3報。 報告日:10月7日。 Kurgan地域の雌鶏約50万羽を飼育している商業的な養鶏場で、抗病原性鳥イン フルエンザに特徴的な臨床症状が家禽に認められた。診断検査のために、発病 した個体から検体が採取された。問題の養鶏場は隔離措置が課せられた。 ●10-14(1015-0120)#Ea#原因不明の大量死、鳥類-セルビア(Kosovo)# 情報源:FOCUS News Agency、10月14日。 KosovoのVustria村にある養鶏場で、家禽少なくとも80羽の死亡が確認されて いる。現地当局には直ちに報告がなされたと、マケドニアのテレビ局A1が報じ た。Kosovo当局の公式な担当機関は、この情報を確認し、これらの症例が鳥イ ンフルエンザ感染によるのか検討するため、解析が実施されていると加えた。 Kosovoは先週、トルコとルーマニアからの家禽輸入を禁止した。 ●10-14(1015-0130)#Ea#鳥インフルエンザ-ヨーロッパ(15):EU、感染予防# [1]情報源:EU Midday express EXME05 / 14.10、10月14日。 食物連鎖および動物衛生に関する常任委委員会(SCFCAH)は10月14日、Centre Borschetteで会合を行っている。同委員会は、Kyprianou委員長により発表さ れた感染予防対策の欧州委員会提案を承認すると予想されている。その提案に は、湿地やその他渡り鳥がよく集まることが知られる地区といったハイリスク 地区で、野鳥と家禽が接触する可能性を減じるという内容の加盟国に対する要 請が含まれている。(以下、省略。) ルーマニアで発生した症例からの検体の 診断検査の 遅れと今後の予定。 [2]情報源:EU Press release IP/0B5/1284、10月14日。 加盟国は10月14日、EU内の家禽飼育場に鳥インフルエンザを持ち込むリスクを 減じるため、欧州委員会により提案された強化対策を満場一致で、採択した。 今回の対策は、養鶏場での生物学的安全性強化と湿地や渡り鳥経路に沿った養 鶏場といいたハイリスク地区での早期検知システム導入に焦点を当てている。 今回の決定は、数日以内に、欧州委員会によって採択される予定である。食物 連鎖および動物衛生に関する常任委委員会は、以下に添付された声明にも同意 した。 以下、強化対策の内容の概説(詳細は略、原文参照のこと。) ●10-14 (1015-0140)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(09):ルーマ ニア、OIE# [1]情報源:OIE DiseaseInformation 2005; 18(41)、10月14日。 ルーマニアでの鳥インフルエンザ。 報告日:10月7日。 事例の初確認日:10月7日。 診断方法:臨床、剖検および診断検査。 事例の発生場所:Tulcea郡Ceamurlia-de-Jos村。 感染した種:鳥類。 事例に関連する動物の個体数: 曝露/症例/死亡/処分/屠殺 100* / 36 / 36 / 64 / 0 *個人小規模養鶏場1カ所の産卵鶏58羽とアヒル42羽。 以下、診断検査の概要(アヒルの検体で陽性)、感染対策。 [2]情報源:OIE Disease Information 2005; 18(41)、10月14日。 ルーマニアでの鳥インフルエンザ。 経過情報、第1報。 報告日:10月13日。 病原体:インフルエンザウイルスA型、亜型H5型。 事例の初確認日:10月7日。 診断方法:臨床、剖検および診断検査。 以下、今回の事例確認から診断確定までの経緯。 10月13日までに、個人の小規模養鶏場72カ所で飼育されていた家禽4797羽(産 卵鶏4009羽、アヒル318羽、ガチョウ238羽、シチメンチョウ232羽)が屠殺され、 死骸は消却された。 ●10-14 (1015-0150)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(10):トルコ、 OIE# [1]情報源:OIE DiseaseInformation 2005; 18(41)、10月14日。 トルコでの鳥インフルエンザ。 報告日:10月9日および11日。 病因:以下の経過報告第1報参照のこと。 事例の初確認日: 10月6日。 診断方法:臨床および診断検査。 事例の発生場所:Balikesir州Manyas地区、Kiziksaにある養鶏場。 感染した種:鳥類。 事例に関連する動物の個体数: 曝露/症例/死亡/処分/屠殺 1800* / 1700 / 1700 / 100 /0 *4.5カ月齢のシチメンチョウ。 以下、感染対策の概要。 [2]情報源:OIE Disease Information 2005; 18(41)、10月14日。 ルーマニアでの鳥インフルエンザ。 経過情報、第1報。 報告日:10月13日。 病因:高病原性鳥インフルエンザウイルスA型、亜型H5N1型。 事例の初確認日:10月6日。 診断確定までの経緯。 以下、今回の事例確認から診断確定までの経緯。 個人の小規模養鶏場で飼育されていた家禽7626羽(ニワトリ、シチメンチョウ、 ハトおよびガチョウ)が屠殺され処分された。 ●10-15 (1015-0160)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(11):ルーマ ニア、H5N1型株# 情報源:EITB24.com、10月15日。 ルーマニアでの鳥インフルエンザ感染事例はH5N1型株によるものであると確定。 ルーマニア農業省は10月15日、英国の研究所で実施された診断検査により、ル ーマニアで鳥インフルエンザH5N1型株感染が発生したことが確認されたと発表 した。ルーマニア政府獣医学当局は10月15日、英国の研究所での診断検査によ り、ルーマニアで発生した鳥インフルエンザ流行は、ヒトへの病原性も高いと されるウイルス株である、H5N1型株によるものと判明したと明らかにした。 先週黒海近くのルーマニア国内のドナウデルタで死亡して発見されたカモ3羽 についての検査により、2003年以来アジアで死者60名異常を出している鳥イン フルエンザウイルスがヨーロッパに侵入したという危惧が確認された。 以下、ルーマニア政府獣医学当局広報官および欧州委員会広報官のコメント、 冬季に北アフリカに渡りを行う野鳥の中継地となるドナウデルタの解説、ルー マニア当局による感染拡大防止のための家禽処分策など。 ●10-15(1016-0010)#Ea#野鳥の大量死-イラン(02):OIE、情報提供依頼 # 情報源:OIE Disease Information 2005; 18(41)、10月14日。 イランで野鳥の大量死が観察される。 報告日:10月12日、13日。 正確な病因:未特定。 事例の開始日:10月2日。 事例の詳細: 事例の発生場所:West Azerbaijan州Poldasht地区Aras川(Nakhjavan地区に接 している)。 感染した種:鳥類。 事例に関連する動物の個体数: 曝露/症例/死亡/処分/屠殺 ・ / ・ / 3673 /0/0 感染した鳥類:野生の水鳥(カモ)。 診断:鳥インフルエンザウイルスH5, H7およびH9型に対する検査(赤血球凝集 抑制試験およびPCR)が実施されたが、いずれも結果は陰性であった。 感染源:不明。 以下、実施された対策の概要。 ●10-15(1016-0020)#Er#インフルエンザウイルス、薬剤耐性(05) # 情報源:Nature online, Brief communications、10月14日。 先の記事「インフルエンザウイルス、薬剤耐性(04)」(#20051015.2999)投稿時 には閲覧できなかったNature 誌online版に公表されたQ. Mai Leら他15名によ る論文の引用。 当研究グループは、インフルエンザウイルスの酵素ノイラミニダーゼを阻害剤 であり、現在インフルエンザの予防と治療に使用されている医薬品オセルタミ ビルに耐性のベトナム人少女患者からのH5N1型株の分離を報告する。この薬で 治療された患者にオセルタミビル耐性H5N1型ウイルスが存在するかを確認する には、さらなる検討が必要である。 以下、問題のH5N1型分離株A/Hanoi/30408/ 2005の特性解析の結果報告。 詳細は省略、原文参照のこと。 ●10-15(1016-0030)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(12):ルーマ ニア、H5N1型株# 情報源:Reuters via Yahoo news、10月15日。 診断検査により10月14日に、ルーマニア国内のカモからの検体で、鳥インフル エンザH5N1型株が検出され、同ウイルス株が初めてヨーロッパ本土に感染拡大 したことが確認された。検体を検査した英国の研究所は、先週ルーマニアのド ナウデルタで死亡して発見された野鳥3羽がH5N1型株に感染していたことを確 認した。環境食料地方開発省広報官のコメント、ドナウデルタの解説、ルーマ ニア農業相のコメント、ルーマニア国内で講じられている流行対策の概要(そ の1つとして、ルーマニア政府は、スイスの製薬会社RocheHolding AGに、ヒト に感染が拡大した場合の予防策として、抗ウイルス薬タミフル45000服用量を 提供するよう要請した)。 ●10-14 (1016-0040)#C-#ウイルス性胃腸炎最新状況、2005年(15)# 情報源:米国CDC, MMWR 2005; 54(40); 1016-8、10月14日。 ハリケーンカトリーナが8月29日にメキシコ湾岸地域を襲った週に、主にルイ ジアナ州から推定24万人がテキサス州ヒューストン市に非難した。8月31日に、 避難民約24000人が、Reliant Astrodome, ReliantCenter, およびReliant Arenaを含むスポーツ・コンベンション複合施設であるReliant Park内の各施 設に一時的に保護された。それら3施設への全避難者には、居住場所、寝具類、 食料、飲料水やトイレ・シャワーの提供がなされた。医療施設は当初、避難民 への救急治療のため設置され、その後Harris 郡病院地区 (HCHD), Baylor 医 科大学 (BCM), およびテキサス小児病院 (TCH)のスタッフらによって、広範囲 な外来患者診療所として機能した。2005年9月2日に、内科医とHarris 郡公衆 衛生環境局(HCPHES)スタッフは、Reliant Parkの医療診療所で急性胃腸炎症状 (下痢and/or嘔吐の症状と定義される)を呈する成人および小児患者相当数を認 めた。HCPHESと協力して、CDC と HCHD, BCM, および TCHの医療スタッフは、 急性胃腸炎発生検知を改善し、明白な集団感染事例を調査し、病原体を同定し、 その制圧対策を講じるため、サーベイランスの強化を実行した。この報告は、 この調査から得られた予備的な疫学的データを要約し、避難民が密集する場所 での大規模で急速に拡大するノロウイルス流行を管理するための取り組みを強 調する。 以下、データの収集方法と解析方法、解析された予備的な疫学・検査データの 解析結果(略、詳細は原文参照のこと。) 流行の発生時から、保健当局は広範囲に渡る感染制御対策を実施した。脱水症 状を呈した急性胃腸炎患者は、感染が疑われる患者のために確保された分離さ れた観察地区で、補液治療を受け、嘔吐や下痢が終息して後少なくとも48時間 は、隔離地区に移された。加えて、アルコールゲル手指消毒剤が施設内全域お よびトイレ近くに配置され、医療診療所内に携帯用流しの列が設置された。医 療スタッフ、災害援助関係者、ボランティア、および避難者には、医療スタッ フ会議、ポスター、横断幕、避難者全員に配布された回報を通じて、適切な手 洗い方法使用の必要性が警告された。こうした時宜を得た介入にもかかわらず、 流行は1週間以上継続したが、避難者が2005年9月末にReliant Parkを立ち退く 前には、沈静化した。 以下、MMWR編集部注釈(略、詳細は原文参照のこと。) ●10-16 (1017-0010)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(13):H5N1型 株# [1]情報源:Reuters alertnet、10月15日。 WHOの主席インフルエンザ専門家は、以前からの警告を繰り返しながら、H5N1 型株鳥インフルエンザウイルスは世界中で多数の死者を出すように変異する恐 れがあると指摘し、各国政府にこうした汎流行に備えるよう促した。しかし、 勇気づけられるニュースが中国から発せられた。すなわち、政府系メディアが、 鳥類に対する改良ワクチン(低価格のスプレータイプで、H5N1型株鳥インフル エンザの予防効果がある)が開発されたというニュースを報じた。 アジアでの同ウイルス拡大は、零細な個人養鶏場と鳥類とヒトがしばしば不衛 生な状態で入り交じる露天の市場が原因とされており、当局は大規模な家禽の 処分やワクチン接種を実施しているにもかかわらず、制圧が不可能である。 トルコでは、政府系Anatolian通信社が、イランとの国境近くの東部で、西部 から移送された後、ニワトリ千羽近くが死亡したと報じた。同通信社は、鳥イ ンフルエンザ疑いで、検体が検査のために移送されたと伝えたが、家禽の発送 元は明らかにしなかった。 ブリュッセルにあるEU委員会は、ルーマニア国内のカモで検出されたH5N1型株 は、トルコ国内の鳥から検出された株と同一であったことを確認した。 ルーマニアでは、医療機関が通常のインフルエンザワクチンを使い果たし、現 地メディアは、心配する市民が過去数日間にワクチン200万回接種分を購入し たと報じた。ルーマニアの南東部にあるドナウデルタ地域では、6郡が交通遮 断された。 ポーランドは、欧州委員会の要請に応じて、野生の渡り鳥との接触を避けるた め、全ての家禽を屋内で飼育する必要があると発表した。 [2]情報源:Haaretz、10月16日。 イスラエル農業省は鳥インフルエンザワクチン800万回接種分を購入。 イスラエル農業省は、鳥インフルエンザの2種類の病原性株H7型株とH5型株に 対する鳥インフルエンザワクチン800万回接種分を購入した。同省はまた、感 染した鳥類に接触する可能性のある省職員用に、感染防御装備を購入した。 イスラエルのラジオ局は、ワクチンと感染防御装備はオランダ製であると報じ た。 以下、イスラエル当局による鳥インフルエンザ流行対策の概要。 ●10-14 (1017-0020)#C#サルモネラ症、製パン店-オーストラリア(タスマニア 州)(02)# 情報源:Australian Broadcasting Corporation。 診断検査の結果、Launcestonにある製パン店が、タスマニアで最悪のサルモネ ラ症集団感染の感染源であったことが確認された。過去数週間に、64人がサル モネラ菌に感染した。Trevallyn Bakeryとそれに関連したSugar Shack製パン 店は先週、今回の集団感染が自らの製品と関連づけられたことを受けて、自主 的に営業を中止した。 感染した64人中、6人が病院に移送されたが、すでに全員が退院している。公 衆環境衛生局は、検査により、Trevallyn Bakeryのパンにクリームや糖衣を塗 布する際に使用される絞り袋(piping bags)にサルモネラ菌を特定したと発表 している。公衆衛生局責任者Roscoe Taylor氏は、製パン店での衛生管理が不 十分であったため、食品の汚染につながった可能性が高いとしている。Dr Taylorは、問題の製パン店2軒は、スタッフが食品衛生訓練を受け、設備の清 潔さと食品の安全性が検査で確認されたならば、再開が許可されるであろうと 語った。 ●10-16 (1017-0030)#C#漿液性(ウイルス性)髄膜炎-ロシア(13):H5N1型株# ロシア:Severouralskでの髄膜炎流行の病因が、エコーウイルス6型と判明。 情報源:API-Novosti、10月14日。 ロシア健康保護局(Rospotrebnadzor)のSeverouralsk事務所の疫学者は、 Sverdlovsk地域Severouralsk町で発生したウイルス性髄膜炎流行の病因を特定 した。 保健当局の以前の声明とは異なり、今回の流行は上水道の保守管理不備の結果 であるとは確認されなかった。水道水検体の検査では、ウイルス性髄膜炎流行 の原因となりうるいずれの病原体も検出されなかった。他方、患者検体の解析 では、飛沫感染し、今回の流行の原因である可能性が高いエンテロウイルスの 1種エコーウイルス6型の存在が確認された。 [Moderator注:今回の流行の感染源が当初疑われたように汚染された水道水で あり、2次的に飛沫感染で感染拡大した可能性も以前残っている。ヒトエコー ウイルス6型は、ヒトコクサッキーウイルスB群および他の33種のエコーウイル ス亜型と共に、_Human enterovirus B_ウイルスの1種に分類されている。エコ ーウイルス6, 9, 11, 19および 30型は、過去にウイルス性髄膜炎流行の原因 と確認されている。] ●10-16 (1017-0040)#Er#鳥インフルエンザウイルス、薬剤耐性 (Severouralsk)(02)# [1]投稿者:Helen Branswell。 オセルタミビル耐性-重要な説明。 Nature 誌のKawaokaらの研究報告で報じられたタミフル部分耐性症例は、2005 年5月中旬にWHOのマニラ報告で報じられた症例と同一である。多くの報道が、 今回の症例を全く新たな薬剤耐性株の証拠として扱っている。しかし、Dr Kawaokaは私に対して、Nature 誌の論文内でA/VN/30408と呼んだウイルス株は、 以前の報告にあったA/VN/HN30408と同一であると確認した。 [2]投稿者:Andrea Jones。 英国の医療関係者への注意喚起。 Nature誌の記事を考慮すれば、ProMED-mail編集部が、ザナミビルとオセルタ ミビルの位置づけに関して現在行われている国立最適医療研究所(National Institute of Clinical Excellence:NICE)の会議に英国の医療関係者の関心 を引くのが有用であるかもしれない。閉会日は10月24日であり、詳細は以下の URLにある、 ●10-16 (1017-0050)#C#鳥インフルエンザウイルス、ヒト患者-ユーラシア: トルコ、否定# 情報源:Reuters AlertNet。 トルコ:ヒトの感染リスクは過ぎ去る;9名が病院から退院。 トルコで先週末確認された鳥インフルエンザの潜伏期が終了し、問題の感染し た鳥類からヒトへの感染伝播危険性は過ぎ去ったと、トルコ当局が2005年10月 15日に発表した。 トルコでの鳥インフルエンザH5N1型株は、2003年以来アジアで死者60名異常を 出し、家禽数百羽が処分される原因となったのウイルス株と同じと同定された。 以下、保健省感染症部門責任者のコメント(略)。 一方、感染した鳥類が確認されたManyas地域行政当局の副長官は、当地は10月 29日まで隔離措置が講じられる予定であるが、この期間は延長されないであろ うと述べた。 鳥インフルエンザ感染可能性あるとして、トルコ西部の病院内で経過観察され ていた9名が、検査で感染が確認されなかったため、帰宅を許可された。15日 間に飼育していたハト40羽が死亡したため、血液検体が、西部のTurgutlu町在 住の2家族から採取された。一部の死亡した鳥も検査のために送付された。 (一方、)農業省は10月15日に、イスタンブールでの野生のハトの大量死は鳥イ ンフルエンザとは関連がないと発表した。トルコ当局は、同国は現在いかなる 全国的な公衆衛生上の脅威にも直面していないと発表し、国民に対して自制す るよう呼びかけている。しかし同国の獣医当局責任者は、注意を呼びかけ、春 季にアフリカから戻る渡り鳥による感染リスクの可能性があると指摘した。欧 州委員会は10月14日、トルコ政府からの支援要請に応じ、医療専門家をトルコ に派遣する予定であると発表した。
by sank100
| 2005-10-17 13:29
| ProMed-mail
|
ファン申請 |
||