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●10-21(1023-0010)#Ea#鳥インフルエンザウイルス-ユーラシア(24):ロシア、
OIE# ロシアでの高病原性鳥インフルエンザ 情報源:OIE Disease Information、10月21日。 報告日:10月18日、19日。 病因:インフルエンザA ウイルスH5N1型 事例の初確認日:2005年7月23日。 事例の開始日:2005年7月18日。 診断方法:臨床および検査。 新規流行の詳細:Tula地域Efremov地区Jandovka村で10月14日から始まった新 規流行が確認された。 感染感受性のある家禽約3000羽全てが処分された。 以下、診断方法の詳細、流行対策の概要。 ●10-21(1023-0020)#C#黄熱-ベネズエラ# 目次: [1] Portuguesa州 [2]全国 [1]情報源:El Universal, Caracas, Venezuela、10月21日。 Portuguesa州Guanare市のRafael Calles市長は、市内で発生した黄熱による死 亡患者8名を確認した。同市長は、Portuguesa州とGuanare州で大規模ワクチン 接種キャンペーンが実施され、65000人以上が接種されたが、これはこの地区 の人口の約90%に相当すると述べた。市長は、患者の大部分が最も辺鄙な地区 で発生したため、早期診断がなされなかったと指摘し、非公式に死亡患者8名 が発生したと認めた。10月20日までは、Portuguesa州衛生当局は、患者の存在 を認識しておらず、1例の発生についてのみ言及していた。 以下、現地当局が迅速に黄熱患者発生を把握できなかった事情、別の感染疑い 患者が医療機関に収容されている可能性など。 [2]情報源:疫学週報、保健省、疫学週第40週、10月2日~8日。 疫学第41週に、黄熱患者2名が報告された。1名はApure 州San Fernando 地区 Arichuna村で、もう1名はBolivar州Raul Leoni地区Campo Grande区で発生した。 上記地区では他の黄熱患者は報告されていないが、現地ではサル(araguato monkey)の大量死が噂されているため、動物間流行の発生が疑われている。 (中略) 2005年統計では、疫学第41週までに、疑い患者507名が記録され、5名黄熱と確 定診断された。患者428名については、すでに黄熱が除外診断された。 そのうち282名はまだ診断が確定しておらず、17名はデング熱であり、86名はA 型肝炎であり、0名がB型肝炎であり、35名がレプトスピラ症であり、72名が検 査結果待ちとなっている。 ●10-11(1023-0030)#C#デング熱/デング出血熱最新状況、2005年(33)# 目次: [1]コスタリカ(San Jose)、 [2][3]マレーシア、 [4]ベトナム [1]コスタリカ(San Jose)、情報源:Yahoo news, espanol、10月11日。 コスタリカの保健当局は10月11日、デング出血熱による2例目の死亡患者を確 認した。 保健省報道局は、2005年10月1日のSan Juan de Dios病院で発生した29歳女性 の死亡を確認した。この報道では死者の氏名は明らかにされていないが、患者 の親戚が、死亡したのは娘3人の母親であったと確認した。デング出血熱によ る最初の死亡患者は8月末に発生し、患者は24歳女性であった。この患者は同 国で1999年以来の死亡患者となった。 保健省の新聞発表では、10月8日現在、デング熱患者27369名が発生したが、こ れは昨年同期に報告された患者数より7000名少なくなっている。患者のうち、 少なくとも40名がデング出血熱であった。患者の大部分が大西洋および中央太 平洋地域から報告された。同報告では、マラリア患者の増加を明示しており、 昨年10月には患者714名が報告されたが、今年10月には2282名が報告されてい る。 以下、流行対策の概要。 [2]マレーシア、情報源:Todayonline、10月12日。 Sains Malaysia大学の蚊族専門の昆虫学者は、研究により、デング熱を媒介す るネッタイシマカの卵の孵化には水が必要であるが、乾期中生存が可能である ことが示されたと発表した。 マレーシアは東南アジアの乾期から雨期に移行しつつあり、研究者らは今後蚊 族の卵の孵化が起こるであろうとしている。 東部のSarawak州保健環境当局による別の研究では、同じ殺虫剤を用いた噴霧 を継続すると、ネッタイシマカが耐性を獲得すると、Star daily紙が報じた。 マレーシアでは、先週デング熱疑い患者数の17%増加が記録された。患者数は 先々週は1023名であったが、先週は1201名が報告された。2005年これまでの疑 い患者総数は、29820名に達したが、史上最多の死亡患者102名が記録された 2004年(注:同期か通年かは不明)には患者数は28290名であった。隣接するシ ンガポールでも、史上最悪のデング熱流行に直面しており、これまでの死者数 は13名となり、患者総数は12000名に近づいている。 [3]マレーシア、情報源:The Star、10月11日。 マレーシア保健省は10月11日、デング熱疑い患者1200名以上が先週国内で報告 されたと発表した。デング熱による死者数は今年これまでに76名に達した。 全国のデング熱疑い患者数は先週1201名に増加した、先々週は1023名であった と、保健省疾病対策課責任者Ramlee Rahmat氏が明らかにした。デング熱のた め新たに2名が死亡し、今年の死者総数は76名に達したとRahmat氏は加えた。 以下、[2]と同じ統計データなど(略)。 [4]ベトナム、情報源:VietNamNet、10月21日。 南部の多くの省がデング熱流行による被害を受けており、流行は中央部および 北部の各省にも拡大している。保健省は過去2週間に全国で、南部のCa Mau お よびLong An省で発生した死亡患者2名を含むデング熱患者3575名を報告した。 デング熱は、Thanh Hoa省 (患者245 名), Ha Tinh省 (74名) およびKhanh Hoa 省といった中央部の省でも発生している。 中央衛生疫学研究所副責任者Dr Pham Ngoc Dinhは、中央部は現在デング熱の 感染中心となっており、特にKhanh Hoa省では患者4000名近くが発生している と述べた。同市は、流行は11月まで継続される可能性があると加えた。 以下、略。 ●10-20(1023-0040)#Ep# Bell pepper leaf curl virus-パキスタン(Lahore)# パキスタンでのピーマン(bell peppar)のleaf curl病に関連したベゴモウイル スの初報告。 情報源:英国植物病理学会誌、New Disease Reports, Vol. 12。 ●10-21 (1023-0050)#Ea#家禽コレラ-ロシア(Rostov地域)# [1]情報源:Ria Novosti、10月21日。 ロシア南部のRostov地域にある2村で、家禽の大量死が報告されたと、現地当 局は10月21日に発表した。当局は、総計で水鳥270羽が家禽コレラ感染疑いで 死亡したと発表し、検体が詳細な解析のため地域獣医学研究所に送付されたと 加えた。 以下、略。 [2]情報源:Pravda、10月21日。 緊急事態省と疫学局は10月21日、今週ロシア南部の2村で多数の家禽が突然発 病し死亡したのは、家禽コレラが原因であって、鳥インフルエンザではないと 発表した。緊急事態省Rostov-on-Don地域支局の担当官Sergei Petrov氏は、 Kolundayevsky および Shabliyevka村からの検体に関する予備的な検査では、 細菌感染症であるパスツレラ症すなわち家禽コレラが示されたと述べた。 以下、略。 [Moderator注:家禽コレラの解説。_Pasteurella multocida_が原因の世界中 に分布する伝染性の細菌性感染症。] ●10-21 (1023-0060)#C+#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(151):タイ# [1]情報源:CIDRAP News、10月21日。 通信各社によれば、2日前にH5N1型鳥インフルエンザで死亡した農夫の7歳にな る息子も同ウイルスに感染していたが、父親から感染したという証拠はない。 Reuters およびAgence France-Presseは、この少年は検査でH5N1型ウイルスに 陽性と報じたが、検査方法やどこで検査が実施されたかについては触れなかっ た。 患児は入院中であるが、快復すると見られている。 父親は発病したニワトリを屠殺後に発病した。Siriraj病院のPrasit院長は、 「周囲のニワトリ」からH5N1型ウイルスに濃厚な接触があったと述べたと、 AFPは報じた。、「患児と父親から検出されたH5N1型ウイルスは過去2年間に確 認されてきたウイルス株と同一で、変異の兆候はなかった。」と加えた。 Reutersは、7歳の患児は抗ウイルス薬オセルタミビル(Tamiflu)で病初期に治 療されたと伝えた。記事は、患児は食欲を回復し、解熱したと報じた。もしこ の患児が実際鳥インフルエンザに罹患していれば、同ウイルスが2003年末に東 アジアで拡大を初めて以来、タイで19例目の患者となる。 英国では、一方、南アメリカから輸入され検疫中に死亡したオウムが、高病原 性H5型鳥インフルエンザに検査で陽性となったと、政府当局が10月21日に発表 した。問題のオウムはスリナムから輸入されたと、環境食料地方省(DEFRA)が 記者発表で発表した。この個体は9月16日に到着した148羽のオウムと"soft bills"の積み荷の一部であった。送り荷中のすべての個体が処分されたと、 DEFRAが発表した。以下、主任獣医官のコメント(中略)。H5N1型鳥インフルエ ンザは、英国でも南アフリカでも報告されていない。 21日付のAFP記事によれば、インドネシアでは、鳥インフルエンザ感染が疑わ れていた63歳男性と22歳になるその息子が、検査の結果陰性となった。以下、 保健省当局者のコメント。 [2]情報源:Reuters Foundation AlertNet、10月21日。 タイの少年が10月21日検査で鳥インフルエンザ陽性となったが、医師団は、患 児は回復中であり、同ウイルスに感染して死亡した父親から伝播された兆候は 認められないとしている。以下、患児が入院しているバンコクにあるSiriraj 病院の院長のコメント、この患児のH5N1型感染確認に至った経緯、2003年末か らのアジアを中心としたH5N1型鳥インフルエンザ流行の推移、WHO広報官のコ メント、H5N1型株に治療効果のあるオセルタミビルを製造している製薬会社ロ ッシェ社とジェネッリク製薬メーカーを含めた増産に向けた動き、これまで発 生した鳥インフルエンザ感染による死亡患者。 ●10-21 (1023-0070)#Ea#鳥インフルエンザ-ユーラシア(25):中国から台湾へ の輸入例# [1]情報源:Taipei Times、10月21日。 中国から密輸され死亡した鳥の検査で、これらの個体がH5N1型ウイルスに感染 していたことが確認されたが、当局は、この事例によるリスクは小さいとして いる。 船便で中国から台湾に密輸された鳥類1037羽中8羽が検査で致死的なH5N1型鳥 インフルエンザウイルス陽性となったが、これらの鳥類はすでに押収され処分 されたので、感染の拡大の可能性は小さいと、当局が10月20日に発表した。 以下、当局者による今回鳥インフルエンザ感染が確認された鳥類の密輸事例の 説明と鳥インフルエンザ流行対策の一環として、台北市民病院が10月20日にス タッフ108名からなる特別対策チーム"vanguard team"を結成したこと。 [2]情報源:The China Post、10月21日。 台湾の水際で押収され5日前に処分された密輸された鳥類が、検査で鳥インフ ルエンザウイルスH5N1型株陽性となったと、政府当局が10月20日発表した。 以下、[1]でも報じられた今回の密輸事例の概要、調査に当たり感染した鳥類 と直接接触した沿岸警備当局の担当官らの健康状態には異常は認められていな いが、今後5日間1日2回の体温測定が命じられていること、処分を担当した動 植物衛生監視検疫局職員は感染予防衣を着用していたため、健康監視の必要性 はないこと、海外から台湾への動物製品密輸の実態など。 ●10-21(1023-0080)#Ea#口蹄疫、ウシ-ブラジル(Parana)# 情報源:ブラジル農業省、10月21日。 ブラジル農業省は10月21日18時に、Parana州農業局長からLoanda, Amapora, Maringa および Grandes Riosの各郡区(township)での口蹄疫疑い事例の発生 報告を受領し、直ちにその情報をOIE、汎アメリカ口蹄疫センターおよび貿易 相手国に伝達し、発病した動物からの検体をPernambuco州Recifeにある国立農 業畜産研究所に送付した。以下、略。 ●10-22(1023-0090)#C#レジオネラ症- カナダ(オンタリオ州)(02):長期介護 施設# 情報源:Edmonton Sun、10月22日。 トロントの老人ホームの冷却塔が感染源となったレジオネラ症集団感染で、新 たに3名が死亡したと、調査官が10月21日に確認した。トロントの保健当局は、 市の東部にあるSeven Oaks老人ホームの屋根に設置された冷却塔によって、周 囲に(レジオネラ菌を含む)飛沫が散布され、その後空調システムの空気取り入 れ口から吸入されたと指摘した。 以下、トロント市保健当局医務官Dr. David McKeownによる記者会見での説明 (中略)。 当局は、今回死亡した3名は全員が、同老人ホームの年齢の中央値が90歳の基 礎疾患を有する高齢の入居者であったとしている。保健当局はレジオネラ症患 者が検知された10月6日に、問題の冷却塔を停止するよう命じた。これまでに、 高齢で基礎疾患を有する20名が、2005年9月末に始まったレジオネラ症集団感 染により死亡している。総計で、入居者67名、スタッフ30名および訪問客26名 を含むレジオネラ症患者127名が発生した。その他にSeven Oaksホームの近所 に居住するか就業していた4名がレジオネラ症に罹患した。
by sank100
| 2005-10-24 10:45
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