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●11-04(1106-0010)#Ep#規制対象の植物感染症、検知、2005年5月:EPPO# 情報源:European Plant Protection Organization (EPPO), Reporting Service、2005年 第5報。 ●11-05(1106-0020)#C#日本脳炎-インド(Uttar Pradesh州)(13)# 情報源:Sify, Chennai, India、11月4日。 保健当局は、Uttar Pradesh州での日本脳炎による公式死者数が11月4日に1300 名以上に増加したと発表した。同州感染症課責任者Vijay Shankar Nigam氏は、 「昨夜、小児少なくとも9名が死亡し、死者総数が1302名に達した。」と明ら かにした。当局はLucknow.で、死亡患者の大部分が小児で、特に栄養不良の15 歳未満が中心であると発表した。 約250名が現在も州立病院に脳炎で入院中である。今回の脳炎流行は当初、7月 にLucknowの南東250kmにあるGorakhpurから報告され、それ以降患者4900名 以上が発生した。 以下、当初の感染地区では流行が沈静化しているが、新たな地区(特に Saharanpurを含む州西部)に拡大しているとする州政府医官のコメント(中略)。 特別医師チームが、Lucknowの南西400kmにあるSaharanpurに派遣されている。 以下、集団ワクチン接種の予定と中央政府や国際機関の支援を求める保健相の コメント。 ●11-05(1106-0030)#C#原因不明の呼吸器疾患-ロシア(Krasnoyarsk地域):情 報提供依頼# 情報源:Russian information agency "Novosti"。 Krasnoyarsk地域Borodino市で、肺炎流行が確認されていると、現地医療機関 の小児科責任者Nina Bogalej氏が明らかにした。過去数日間に、2歳~13歳の 小児を中心とするBorodino市の住民60名以上が、医療機関で治療を受けた。患 者の約半数が、最高40℃までの発熱を呈した。 Bogalej氏は、小規模な同市の医師らは、「今回のウイルス性感染症は、主に aerial[飛沫?空気?]感染で伝播される」としていると明らかにした。同氏は、 以前発病した患者の同級生や成人を含む親類が、現在発病して治療を受けてい ると語った。 感染予防対策によって感染の拡大はかなり制限されているが、感染源を特定す るため、Borodino市内の医師は、調査に必要な装備を持ったKrasnoyarskの同 僚の支援を求めている。 [Moderator注:上記記事中には、病因を推論する前提となる情報が少ない。人 口19200人のBorodino市の位置。] ●11-05(1106-0040)#C#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(160):インド ネシア# [1]情報源:BBC News online、11月5日。 当局は、19歳女性が鳥インフルエンザにより死亡したため、インドネシア国内 の死者数が5名の増加したと発表した。インドネシアでは現在確定患者9名が発 生しており、保健当局は、最新の死亡患者を看護した看護師も感染した可能性 があると危惧している。 以下、世界銀行による鳥インフルエンザ対策のための資金供出計画、H5N1型鳥 インフルエンザウイルスの世界的な感染拡大の状況(中略)。 インドネシア国内の最新の死亡患者は、首都ジャカルタ近郊のTangerang町に 住む19歳の女性であったと、保健省担当官Hariadi Wibisono氏が明らかにした。 同氏は、患者は感染し死亡したニワトリから鳥インフルエンザに罹患したと考 えられていると述べた。また、患者の8歳になる姪も確定患者であり、病院で 治療されていると明らかにした。保健当局は、今回の最新の患者らは香港の研 究所で診断が確定されたと加えた。死亡した女性を看護した看護師の1人が、 同様の症状を呈してジャカルタの隔離病棟に収容されている。医師団は、検査 結果を待っている。 [2]情報源:Blomberg News Agency、11月5日。 インドネシア保健省は11月5日、香港にあるWHO委託研究所からの検査結果を受 領して、同国で5例目の鳥インフルエンザ感染死亡患者を確認した。この症例 は、2004年以来アジアで63例目の死亡患者に相当する。 以下、保健省高官Hariadi Wibisono氏のコメント。 香港のWHO委託研究所は、もう1名の鳥インフルエンザ感染患者、死亡した女性 の親類である8歳少年の診断も確定した。患児は現在、ジャカルタ北部にある 感染症専門病院であるSulianti Saroso病院に収容されている。 [3]情報源:The Jakarta Post online、11月5日。 ジャカルタ北部のSulianti Saroso感染症病院のスタッフは、最近鳥インフル エンザ感染で死亡したと考えられている女性患者の看護に当たった後、同様の 症状を発症した看護師を注意深く観察している。今回の患者は、インドネシア 当局が、次週に予定されるWHO会議の準備中に発生した。この会議ではインド ネシア政府が、鳥インフルエンザウイルス根絶対策について質問される予定と なっている。 病院の広報担当Ilham Patou氏は11月4日、問題の看護師は11月3日真夜中前に、 鳥インフルエンザ症状を呈して感染症特別病院に入院したと発表した。Ilham 氏は、患者の血液検体の診断検査が香港にある研究所で11月5日に実施される 予定であると加えた。この看護師は、TangerangにあるHusada Insani病院の集 中治療室に鳥インフルエンザ様症状で入院していた19歳女性患者を治療してい た。女性患者は、10月28日に死亡した。Sulianti Saroso感染症病院は、死亡 した女性の娘と姪2人も治療している。これら3人の幼児は、鳥インフルエンザ 様症状を呈して11月1日に入院した。Ilham氏は、患児3名は症状の改善が認め られているとしている。医師団は、香港の検査機関からの患者の血液検体検査 結果を待っている。同院には、その他に検査中の3名の鳥インフルエンザ疑い 患者が収容されている。 以下、Ilham氏による今回の事例がヒト・ヒト感染事例であるか調査中である というコメントなど。 ●11-05(1106-0050)#Er#ハンタウイルス-インド(02)# 投稿者:Jan ClementJan Clement (MD、ベルギーLeuven大学臨床疫学ウイルス 学研究室)。 インドでのハンタウイルス感染の血清学的証拠および臨床的な証拠さえも、 2005年11月2日付けのProMED-mail記事中に記載された2005年のインドでの研究 の前に、すでに詳細に報告されていた。 以下、自らが実施したインド国内のレプトスピラ症が疑われていた患者からの 血清検体でのハンタウイルス抗体研究の結果と症例報告の紹介、インド国内に 土着すると報告されている唯一のハンタウイルス亜種(Thottapalayam virus (TPMV))とその保有宿主(トガリネズミ、食虫動物であってげっ歯類ではない)、 ヒトでの発病は土着種ではない亜種による可能性が高いこと、現在これまでの 結果を確認するための中和試験を用いた実験を行っていることなど。(詳細は 省略、原文参照のこと)。 ●11-05(1106-0060)#Ea#ニューカッスル病-スロバキア:OIE# 情報源:OIE Disease Information Vol. 18 - No. 44。 スロバキアでのニューカッスル病。 報告日:2005年11月2日。 病原体:鳥パラミクソウイルス1型(APMV1)、ハト変異株。 事例の初確認日:10月26日。 事例の開始日:10月5日。 診断方法:臨床および検査。 事例発生地:Zilina地域Zilina地区Lietavska Lucka村。 事例の詳細: 種/曝露/発症/死亡/処分/屠殺 ハト/150* / 14 / 0 / 150 / 0 以下検出された病因ウイルス株の解析結果、流行対策の概要。 ●11-05(1106-0070)#Ea#鳥インフルエンザ-ユーラシア(51)# 目次: [1]モルドバ:感染予防対策。 [2]シンガポール:感染予防対策。 [3]中国、Liaoning遼寧省:渡り鳥。 [1]モルドバ:感染予防対策、情報源:Pravda、11月5日。 モルドバ政府は、鳥インフルエンザ感染拡大を注視していると、Vasile Tarlev首相は11月4日に、各国大使、EU、米国および国連当局者、国際支援機 関メンバーとの会議の席上で、発表した。以下、首相の発言や、まだ鳥インフ ルエンザ症例の発生はないが、隣国ルーマニアまで感染が拡大した事態を受け て警戒態勢にある同国当局の現況など。 [2]シンガポール:感染予防対策、情報源:Reuters via NewKerala.com、11月 5日。 シンガポールにある(世界有数の大規模な野鳥公園)Jurong Bird Park(ジュロ ン野鳥公園)で、感染検知用のニワトリを設置したとする報道。(詳細は省略、 原文参照のこと)。 [3]中国、Liaoning遼寧省:渡り鳥、情報源:China Daily.com、11月5日。 遼寧省政府は11月4日、中国北部の同省内でニワトリ8940羽が死亡した最新の 鳥インフルエンザ事例は、制圧されたと発表した。農業省は、中国国内で1カ 月間に4例目となった今回の事例は、渡り鳥が原因の可能性があるとしている。 今回の事例では、死亡患者は報告されていない。 以下、当局の対応、感染が発生した場所の情報、今回の事例の経緯、感染源の 仮説、今回の事例発生を受けた他の自治体政府の対応など。(詳細は省略、原 文参照のこと)。 ●11-02(1106-0080)#C#デング熱/デング出血熱最新状況、2005年(35)# [1]マレーシア(Kuala Lumpur) [2]中国(香港)、バングラデシュからの輸入例 [3]ベネズエラ [4]ベトナム(ホーチミン市) [1]マレーシア(Kuala Lumpur)、情報源:Bernama, Malaysia、10月31日。 先週新たな死亡患者2名が発生したため、今年の総死亡患者数は83名となった [注:致死率は、人口10万人当たり約252例]。 10月23日~29日についての保健省疾病対策課による声明では、Johor州Segamat 在住の18歳少女が死亡したとしている。この間jは10月19日にSegamat病院に入 院したが、10月23日に死亡した。2例目の死亡患者は、10月29日にデング出血 熱によりNegeri Sembilan州Jempolで死亡した4歳の少女であった。 声明では、昨年同期のデング熱による死亡患者数は75名であった[注:致死率 は、人口10万人当たり約304例]としている。全体で、先週中にデング熱患者 824名が報告されたが、これはその前の週の患者数1064名と比較して、患者数 で240名、率にして22.6%の減少であった。先週土曜日までで、今年これまで のデング熱患者累計数は、32950名であり、その内にデング出血熱患者1635名 が含まれている。2004年同期の患者総数は24699名であったから、33.4%の増 加となっている。10月22日までに、患者9381名が診断確定されたが、内訳は、 デング熱患者は8897名、デング出血熱患者が484名であった。以下、先週患者 数の増加が認められた3州 (Pahang、Sarawak、Perlis)の状況。 [2]中国(香港)、バングラデシュからの輸入例、情報源:News.gov.uk, Hong Kong、11月1日。 健康保護センターは、50歳女性の新たなデング熱輸入患者を確認したことを受 けて、市民に対してデング熱の感染予防を呼びかけている。この女性患者は、 10月15日に発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、および眼窩痛で発症した際、バングラ デシュ滞在中であった。患者は10月21日に香港に帰国し、Princess Margaret 病院に入院したが、快復し3日後には退院した。この患者で、2005年の香港で のデング熱患者数は23名となったが、全例が輸入患者である。 [3]ベネズエラ、情報源:Alerta Epidemiologico 疫学週報第42週; 2005年10 月16日~22日。 現在の疫学週の間に、デング熱患者1100名が診断され、そのうち67名がデング 出血熱患者であった(6.1%)。デング熱/デング出血熱比は15対1であった。 2005年の患者数累計は33897名であり、そのうちの6.2%がデング出血熱であっ た(2100名)。デング熱/デング出血熱比は15対1であった。累積の罹患率は、人 口10万人当たり127.5例となる。感染循環しているウイルス血清型は、1,2,3お よび4型である。今年の患者数累計は、2004年同期のそれに比べ34.1%増加し た。今週中には、死亡患者は発生しなかった。先週の統計に比べ、患者数は 2.0%減少したが、今週中の患者数も流行レベルに相当する。15歳未満の患者 が報告された全患者の52.6%を占め、次いで15歳~24歳の患者群が21.0%とな っている。報告患者数の多い地域は以下である、Capital District (117), Merida (115), Barinas (105), Miranda (94), および Carabobo (87)。 [4]ベトナム(ホーチミン市)、情報源:Viet Nam News、10月25日。 ベトナム国内では、今年これまでにデング熱患者35700名が発生し、これは昨 年同期に比較して4%増であると、国立衛生疫学研究所(NIHE)が報告した。 NIHE副所長Pham Ngoc Dinh氏は、デング熱患者の大部分は南部および中央部の 各省で発生し、北部の諸省では600名から700名の患者が発生したのみと語った。 Khanh Hoa省で、最多のデング熱患者4000名近くが発生していると、同氏は指 摘した。以下、Khanh Hoa省で患者数が多く発生している原因と9月以降同省政 府が講じている流行対策。 NIHEは、今年これまでにデング熱による死亡患者36名を報告した。
by sank100
| 2005-11-07 15:34
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