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●11-29(1130-0080)#Er#狂犬病、ヒト・コウモリ-米国(ウィスコンシン州)
(04):快復# ProMED-mail 20041127-0030「狂犬病、ヒト・コウモリ-米国(ウィスコンシン 州)(03):快復」の記事に対する投稿。 投稿者:Regg Neiger (DVM, PhD, サウスダコタ州立大学)、11月29日。 (感染症例において)狂犬病ウイルスが完全に消失することは確認されている のだろうか、あるいはそうした報告はあるのだろうか。キャリア状態の可能性 はあるのだろうか?しかし、キャリア状態は非常に考えにくいと思われる。と にかく今回は非常に稀な症例である。 [Moderator注:間違いなく、Regg Neiger医師の興味深い疑問やその他多くの 疑問点の解明には時間を要するだろう。そして願わくば、この患者は完全に快 復するであろう(してほしい)。] ●11-29(1130-0090)#C#ボツリヌス中毒症、食品回収-カナダ:警告# 情報源:カナダLondon Free Press、11月29日。 カナダ食品検査局(CFIA)とAkita食品会社は、食中毒であるボツリヌス症の原 因菌に汚染されている恐れがあるとして、Complimentsブランドの柑橘類含有 ディップオイルCitrus Infusion Dipping Oilを摂取しないよう消費者に警告 している。汚染された製品はSobeys社用に調製された。問題のオイルは、容量 375mlのガラス瓶入りで、製品番号はUPC 0 55742 35526 0である。この番号の 全てのロットが汚染されている。製造者であるケベック州DelsonにあるAkita 食品社は、自主的に製品を回収している。 [Moderator TG注:ボツリヌス菌_Clostridium botulinum_はボツリヌス毒素を 産生する原因となる細菌である。汚染食品の摂取は体内への毒素摂取の原因の 一つである。 Moderator LL注:オリーブオイルは様々な香料が注入されることがあり、パン 切れをその中に浸すと、フレーバーオイルも摂取されることになる。] ●11-28(1130-0100)#C#狂犬病、ヒト患者およびネコ-ロシア(Yaroslavl地域)# 情報源:Regnum News Agency、11月25日。 ロシア:Pereslavlでのペットの飼い猫から伝播された2名の狂犬病患者。 Pereslavl(ロシアのYaroslavl地域)で、女性2人が狂犬病に感染した。両方の 事例とも、女性患者らは、咬んだり引っかいたりした飼いネコから感染した。 数日後、これらの飼いネコは、狂犬病を発病し死亡した。検査室における解析 で、これらのネコが狂犬病ウイルス感染の結果死亡したと確認された。2名の 女性は曝露後狂犬病ワクチン接種を直ちに受けた。 現時点では、Pereslavlにおける狂犬病の起源を正確に同定することは不可能 である。狂犬病ウイルスが、げっ歯類により持ち込まれたと示唆されている。 Pereslavlでの前回の狂犬病ヒト患者は2003年に発生しており、その際、野犬 に咬まれた53歳男性が狂犬病のために死亡した。 Pereslavl自治区主任獣医官Nina Gorshkovaは、狂犬病はネコでは稀であり、 自分にとって初のネコの狂犬病症例であると語った。 [Yaroslavl地域はモスクワに隣接したロシア中央部地域に位置する。] [Moderator注:ネコにおける狂犬病は、実際のところ決して稀ではない。様々 な国々では(イスラエルなど)、例年のネコ対イヌの狂犬病症例発生比は、1 /5から1/15の間で推移しており、つまり狂犬病感染ネコ1頭に付き狂犬病感 染イヌ5頭から15頭の割合である。入手可能な最も新しいデータであるWHOの世 界狂犬病統計World Survey of Rabies(1999年)によれば、世界各国で検査室 診断確定したイヌとネコの狂犬病症例数は、それぞれ7,578頭と1,157頭である。 ロシア連邦においては、1999年の症例数は、それぞれ465頭と253頭であった。 ロシアからの狂犬病感染げっ歯類に関する繰り返されるうわさに関しては、検 査室診断に基づいた実証が必要である。] ●11-29(1130-0110)#Ep#糸状菌Botryosphaeria obtusaによる癌腫症、ブドウ- チリ# 情報源:アメリカ植物病理学会誌Plant Disease Notes、11月29日。 チリでの糸状菌_Botryosphaeria obtusa_によるRed Globe種ワインブドウ _Vitis vinifera_ cv. Red Globeの感染症(Black dead arm (部分的に感染す る真菌により幹から伸びる2本の枝の一方が枯れる病気)および basal canker) の報告。 ●11-28(1130-0120)#Ep#オオムギ網斑病barley net blotch、病斑型spot type-ウルグアイ:初報告# 情報源:アメリカ植物病理学会誌Plant Disease Notes、11月26日。 ウルグアイにおける糸状菌_Pyrenophora teres_ f. sp. _maculata_によるオ オムギ(大麦)網斑病barley net blotch、病斑型spot typeの初報告。 ●11-30(1201-0010)#Ec#行事日程2004年(26):第9回国際デング熱研修コース# 主題:第9回国際デング熱研修コース。 場所:キューバ、ハバナ。 期日:2005年8月8日~19日。 (以下、デング熱/デング出血熱(DHF)に関する国際デング熱研修コースの開 催告知。) ●11-30(1201-0020)#Ea#鳥インフルエンザA/H5N1型、渡り鳥-ロシア(シベリア 地方)(02)# 情報源:David E. Swayne(DVM, PhD、米国農業省USDA/農業研究局ARS、南東 部家禽研究検査室責任者)、11月30日。 シベリアでの渡り鳥からの鳥インフルエンザA(H5N1)型ウイルス分離に関する データ解釈の誤り。 (以下、メディアによる最近の報道で、鳥インフルエンザA(H5N1)型ウイルス が、ロシア、ノボシビルスクNovosibirsk地域の渡り鳥から分離されたと報じ られたが、これは科学的データの誤解である。ロシアと米国の専門の研究機関 による合同調査の結果、ロシアでは過去4年間に渡り、H5型ウイルスを含む数 種類の鳥インフルエンザウイルスが渡り鳥から分離されている。今回報じられ た2003年に分離されたH5型鳥インフルエンザウイルス株A/mallard/Chany/9/03 は、現在アジアで流行しているA(H5N1)型と関連するものの同一ではない。 A/mallard/Chany/9/03株は、血液凝集素(ヘマグルチニン)遺伝子配列に関し て、現在アジアで流行中のウイルス株と90~95%の相同性を持つが、 A/duck/Potsdam/1402-6/86 (H5N2) やA/turkey/England/50-92/91 (H5N1)を含 む他のユーラシア地方で分離された鳥インフルエンザの核酸配列とも相同性を 持っている。以上のデータからは、今後も鳥インフルエンザに関して渡り鳥調 査が継続される必要性が強調され、そうした研究の結果鳥インフルエンザの生 態学への理解が進むと予想される。) ●11-30(1201-0030)#Ec#行事日程2004年(27):第3回中央アメリカ&カリブ海地 域看護会議# 学会名:性感染症(STD)、AIDSおよびその他の感染症における第3回中央アメリ カおよびカリブ海地域看護会議。 場所:キューバ、ハバナ。 期日:2005年10月24日~29日。 情報は ●11-30(1201-0040)#Ea#狂犬病、げっ歯類、自然界での感染(02)# 投稿者:Mark Pokras (DVM、タフツTufts大学獣医学部Conservation Medicine センター長)、11月30日。 この問題(げっ歯類狂犬病)に関する最新の考え方。過去10年間にわたり、タ フツ野生動物クリニックでは、神経症状を来たし検査で狂犬病陽性と診断され る多数の大型原産野生げっ歯類(多くはウッドチャックwoodchukであるが、ヤ マアラシやビーバーも含む)を診察している。 我々は、これらの種が(a)狂犬病感染原産肉食動物(アライグマやスカンクな ど)と密接な接触があるというその習性に加え、(b)(狂犬病動物による)咬 傷を負っても生存し発病に至るほどに大型であることが、狂犬病で発見される 理由であろうと想像している。 我々は、獣医学生に対して、げっ歯類は他の哺乳動物同様に狂犬病に感受性で あり、先天的な耐性があると考えるべきではないと教えている。 [Moderator注:あらゆる動物は狂犬病に感受性があるという教訓は尊重すべき である。しかしながらこの問題は、新たな事例が発生しなければ、これで議論 を中止する。] ●11-30(1201-0050)#C#原因不明の死亡患者-インド(Madhya Pradesh州):情報 提供の依頼# 情報源:New Kerala.com、11月30日。 原因不明の疾患によりMorena地区で8名が死亡。 原因不明の疾患により、Madhya Pradesh州Morena地区で8名が死亡した。州保 健当局は、伝えられるところでは、現在もほぼ毎日死亡患者を出しているこの 疾患を沈静化するよう取り組んでいる。 地区内のBhuravali村が最も大きな被害を受けている。村民らは、患者らが最 初胃と胸部の激痛を呈し、その後死亡したと主張した。村民らは、この疾患が 神の呪いであると信じ始めている。 「最初この疾患は、胃と胸部の疼痛で始まり、患者は疼痛のために死亡する。 現在までの1ヵ月半の間に、この原因不明の疾患により8名が死亡した」と村民 の1人Ramhet氏は述べた。 「我々の派遣した保健チームが、この地区を毎日訪れている。派遣された保健 担当者らがこの地区に滞在している。Morena地区CMOもこの地域を訪問してお り、私自身何度も訪れている」とKailash地区医務官Dr. H S Sagarは述べた。 [Moderatorにより、疾患の記述が漠然としており現時点での鑑別を述べるには 情報が欠落していることと、この地域で監視計画を実施しており今後情報提供 が期待されるとのコメント。]
by sank100
| 2004-12-03 06:34
| ProMed-mail
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