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●01-09(0111-0010)#Ep#柑橘類、癌種病-米国(フロリダ州)#
情報源:The Stuart News、1月5日。 St Lucie郡で(栽培される柑橘類の)癌種病流行が報告された。 ●01-09(0111-0020)#C#創傷感染、大津波関連-アジア# 投稿者:David Freedman (MD., Geosentinel) (国際旅行医学会のプログラムで旅行者疾患のネットワークであ る)GeoSentinelサイトとネットワークメンバーは、大津波による負傷者での重 症な創傷感染症例の報告を増加させている。こうじた状況では、エロモナス属 菌やシュードモナス属菌による感染も予想されるが、そうした知見は、津波関 連疾患リスクに適用されるすべてのガイドラインでも未だ十分には取り上げら れていない。感染が考えられるこうした創傷は、適切な感染局所検体での培養 検査が判明しない間は、通常の連鎖球菌性およびブドウ球菌性感染に対する治 療に加え、静脈注射による投薬で治療すべきである。以下、各国のメンバーか らの症例報告。 オーストラリア(Pat Charles):タイ、プーケットから帰国した患者2名の症例 報告(細菌培養検査でエロモナス・ハイドロフィラAeromonas hydrophila_およ び緑膿菌_Pseudomonas aeruginosa_感染が確認された、薬剤感受性検査結果あ り)。 オーストラリア(Pam Konecny):スリランカから帰国した56歳患者の報告(創傷 部検体培養で_Pseudomonas aeruginosa_を含む数種類の菌が分離された、薬剤 感受性検査結果あり)。 オーストラリア(Elizabeth Teeland):Mondial Assistance一員としてプーケ ットで援助活動していた。診察した多くの人が、下肢裂傷の感染と誤飲性肺炎 を呈していた。創傷部培養で分離頻度の高かった菌は、大腸菌、_Aeromonas hydrophila_および未同定のグラム陰性菌であった。 カトマンズ(Prativa Pandey):津波により受傷し、ネパールで外来受診してい た患者の一部が現在創傷感染に対してバンコクで治療中である。 イタリアBrescia(Francesco Castelli):津波で受傷し、下肢の創傷感染を呈 した若い女性患者が入院した。創傷部培養では菌は分離されなかった。広域ス ペクトラム抗生剤治療後、退院した。 ●01-07(0111-0030)#C-#口蹄疫、ウシ、ヒト-ペルー:情報提供以来# 情報源:Reuters AlertNet、1月7日。 ペルーで口蹄疫によりウシが死亡し、ヒトも発病した。 ペルー当局は1月7日、6ヵ月ぶりとなる口蹄疫流行の発生を報告し、ウシ9頭が 死亡し、10名が感染したと発表した。 ペルーの農業衛生局(SENASA)は、今回流行が発生した同国南部沿岸地域にある Sama valleyは封鎖され、状況は沈静化していると明らかにした。SENASA責任 者Oscar Dominguez氏は、「Sama valleyには家畜約2,600頭が飼育されている が、感染の危険性があるのは60頭に満たない。」と述べた。SENASAは、流行制 圧のため現地にワクチン4,000回接種分を送付し、家畜の大量処分は計画して いない。チリ国境と接しているTacna 地域の南部地区保健当局責任者Edgar Tejada氏は、1月7日メディアに対して、感染した住民は同じ家族のメンバーで あると語った。同氏は、「1月3日以来、当局は、汚染された食肉や製品を取り 扱って感染した患者10名を記録している。」、「7名が入院したが、病態は改 善している。」と加えた。口蹄疫はヒトでは軽症であり、典型的にはインフル エンザ様症状と口腔の水疱を来たす。 2004年6月に、ペルー当局は、2000年以来初の口蹄疫流行を報告し、制圧のた めにウシ少なくとも88頭を処分した。ペルーは牛肉輸出国ではないが、他の農 業製品輸出への悪影響を恐れて、当局は口蹄疫根絶状態の回復に躍起となって いる。 [Moderator注: 典型的には口蹄疫は、ヒトでは極く軽症な疾患で、感冒様症状 を来たす程度である。今回のように多数のヒトが罹患するというのは、きわめ て異常である。ヒトでの感染発生は、ウイルス濃度が高い実験室スタッフの場 合が多い。しかし、手足口病(病因は通常はコクサッキーウイルスA16型である が、71型株を含む他のエンテロウイルスのこともある)でも、口腔内の水疱を 来たす。口蹄疫ウイルスは、ヒトではなく動物の口腔内の水疱の原因となる。 ペルーは現在夏季であり、ウイルスの環境中での生存は限定されるであろう。 以下、様々な環境中での口蹄疫ウイルスの生存期間データ。 この記事は2つの異なる疾患を記述している可能性が指摘される。当局筋によ る状況の説明を希望する。] ●01-09(0111-0040)#C+#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(04):ベトナ ム# 情報源:The Age online, News、1月10日。 鳥インフルエンザウイルス感染による23例目の死亡患者。 ベトナムで新たな患者が鳥インフルエンザ感染により死亡し、同国内の地鳥イ ンフルエンザウイルスによる死亡患者総数は23名になったと、医師が発表した。 Dong Thap出身の16歳少女が、ホーチミン市の熱帯病病院で2週間に渡る人工呼 吸管理後の1月8日に死亡したと、同院の副院長Tran Tinh Hienが明らかにした。 前に検査で鳥インフルエンザウイルス血清型H5N1型に検査で陽性と判明してい たこの患児は、発病したニワトリを摂食したとされる。Hien氏は、同院では、 別の鳥インフルエンザ感染疑い患者2名を治療していると述べた。その2名の診 断検査が進行していると加えた。2005年第1週、ベトナム当局は、2004年12月 30日に死亡した6歳児と、2005年1月4日に死亡した9歳男児の2名の鳥インフル エンザ感染による死亡患者を報告した。 WHOの専門家は、鳥インフルエンザが突然変異して、次のインフルエンザ汎流 行の原因になるのではと危惧している。これまでのところ、鳥インフルエンザ がヒト・ヒト感染する確たる証拠はない。患者の大部分が発病した鳥類との接 触が認められている。ベトナムとタイでのみ、鳥インフルエンザによる死亡患 者が記録されている。WHOは、気温の低下とともに、鳥インフルエンザが活動 性を増すと警告している。2005年2月上旬の旧正月を前にして、家禽移送の増 加が、鳥インフルエンザ感染のリスクを増大させる可能性がある。 [Moderator注:2005年1月7日時点で、WHOは、2004年1月28日以来の鳥インフル エンザA (H5N1)ウイルス感染診断確定患者累計数を47名としており、その内の 34名が死亡した 今回16歳少女が2005年1月8日に死亡したため、死亡患者数は35名となった。確 定患者中の30名、および死亡患者中の23名はベトナムで発生し、確定患者中の 17名、および死亡患者中の12名はタイで発生した。] ●01-07(0111-0050)#C#ボツリヌス中毒症のリスク、美容整形-米国(フロリダ 州):警報# 情報源:WSOC-TV, Charlotte、ノースカロライナ。 ボツリヌス中毒症捜査の最中、フロリダ州の郡当局がシワ取り用注射に関して 警告を発する。 Palm Beach郡の保健当局責任者は、調査官が、4名がBotoxの安価な代替品とし て不法に販売されていたボツリヌス毒素により麻痺症状を呈したと発表したこ とを受けて、住民にシワ取り用注射を受けないよう呼びかけた。連邦政府調査 官は、アリゾナ州の業者により2004年に、フロリダ州南部の13機関にボツリヌ ス毒素製剤51バイアルが53,000ドルで違法に販売されたと発表している。調査 は現在も継続している。 判決によって、アリゾナ州ツーソン市に本社のあるToxin Research International社とその関連企業が、郵便によって医師に問題の毒素製剤を提 供するのを停止させるという政府の要求に関して、聴聞会がFort Lauderdale 連邦裁判所で予定された。Palm Beach郡保健部責任者Dr Jean Maleckiは1月8 日に、問題の毒素注射でシワ取りを試みるヒトは、「文字通り命がけだ」と指 摘した。 FDA調査官は、TRI社から販売された問題の毒素製剤が、無免許の医師とその他 3名の中毒による麻痺の原因である、同医師は2004年11月にOakland Parkにあ るAdvanced Integrated医療センターでその3名と自らに注射したと指摘した。 FDA調査官が2004年10月にTRI社を訪れたが、社長は認可を受けた動物研究以外 の目的で販売したことを否定していたと、FDA当局が明らかにした。Fort Lauderdale裁判所に保管された政府の宣誓陳述書によれば、調査官は、TRI社 が毒素製剤の販売を続け、販売記録のコンピューターファイルを消去しようと したとして告発している。 ●01-07(0111-0060) #C#ボツリヌス中毒症、タケノコ-カナダ(アルバータおよ びブリティッシュコロンビア州):回収# 情報源:Canada NewsWire。 カナダの業者が輸入したタケノコ丸煮(缶詰)が、ボツリヌス菌に汚染されてい た可能性。 カナダ食品検査局(CFIA)とCanda Enterprise 社は、消費者に対して、缶詰の タケノコ丸煮がボツリヌス菌に汚染されている可能性があるため食べないよう 警告している。問題の汚染された製品、タケノコ丸煮は、UPC 6 921926966680 の表示がついた400gの真空パックで販売されている。製品にはロット番号や賞 味期限が表示されていない。輸入元の]ブリティッシュコロンビア州Burnaby 市にあるCanda Enterprise社は、自主的に市場から製品を回収している。汚染 製品は、アルバータ州とブリティッシュコロンビア州内に頒布された。ボツリ ヌス中毒症は、ボツリヌス菌_Clostridium botulinum_によって産生される毒 素を摂取することが原因となる致死的な中毒症である。ボツリヌス菌に汚染さ れている食品は、見た目や臭いでは判別できない。ヒトでも動物でも中毒症を 来たす。この製品を食べて発病したという事例は報告されていない。CFIAは回 収の効果をモニターしている。以下、情報提供先の電話番号。 ●01-10(0111-0070)#Ep#柑橘類胴枯れ病-コスタリカ:初報告# 情報源:アメリカ植物病理学会誌、Plant Disease Notes。 コスタリカでの柑橘類胴枯れ病の初報告。
by sank100
| 2005-01-11 19:19
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