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●09-30(1001-0030)#C#鳥インフルエンザ、薬剤耐性#
情報源:Reuters UK 世界的規模のインフルエンザ流行を引き起こすかもしれないH5N1鳥インフルエ ンザの新株がタミフルに対する耐性を獲得した。タミフルは来るべき脅威に対 して世界中の国が大量に備蓄している、強力な抗ウイルス薬である。香港の専 門家は9月30日、今年ベトナム北部で見つかった新株がタミフルに耐性を持つ ことが確認された、と発表した。 彼らは製薬業者はリレンザ(別の抗ウイルス薬で、H5N1に効果的であることが わかっている)をより効果が強まるように改良すべきだ、と主張している。タ ミフルが経口薬であるのに対し、リレンザは吸入薬である。「薬剤耐性H5N1株 が出現したのだから、今後タミフルのみに頼るわけにはいかない」クイーンマ リー病院名誉助教授の William Chuiは言う。Chuiはベトナムで発見されたタ ミフル耐性H5N1鳥インフルエンザについて言及した。Chuiはまた、日本の医師 たちが普通のインフルエンザにタミフルを習慣的に処方するので、日本ではタ ミフル耐性が高まっているとも述べた。 スイスのRoche Holdings AG社はタミフル(oseltamivir)を、 GlaxoSmithKline社はリレンザ(zanamivir)を作っている。「日本とベトナム でタミフル耐性株が見つかったのだから、製薬業者は注射可能なリレンザを開 発すべきだ。さらに即効性を持たせるために必要に応じて大量投与が可能なよ うにしてほしい」とChuiは言う。 今月号のLancetでは2つの論文がウイルスの抗インフルエンザ薬耐性が世界中 で広まりつつある、と報告した。例えば中国ではamantadineやrimantadineに 対する薬剤耐性は70%を超え、もはやこれらの薬はインフルエンザの大流行が 起こったら予防にも治療にも有効ではないだろう、と述べている。 (以下The Lancet 2005; 366: 1175-1181の紹介) ●09-30(1001-0040)#C#ポリオ、インドネシア(14):情報求む# 情報源:WHO Communicable Disease Surveillance & Response Banten州、Lampung州、Central Java州で11例の新規ポリオ患者が確認された。 これで患者数は累計251例となった。 [Mod.MPP注:WHO SEAROのウェブサイトによれば、インドネシアでは271例の ポリオ患者が確認され、そのうち20例はワクチン由来ポリオ(VDPV、東Javaの Madura島で発見)である。WHOの報告ではVDPVの20例が除かれている。残りは 野生株type 1である。最新の報告はSmatra島南東部(Lampung州)とJava島で は依然として野生株が蔓延していることを示唆している。VDPVの集団発生につ いて、より詳しい情報を求む] ●09-20(1001-0050)#Ea#慢性消耗病、ヘラジカー米国(コロラド州)# 情報源:Terry S. Sigeltary Sr. コロラド州野生動物保護局は1頭のヘラジカが慢性疲労病(CWD)であったこと を確認した。CWDはヒトの神経疾患とは関係がない。
by sank100
| 2005-10-04 11:50
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