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●10-28(1030-0090)#Er#エボラウイルスザイール株-アフリカ:波状の感染拡
大# 情報源:PLoS Biolog, Vol 3, Issue 11、2005年11月。 Peter Walshらが、新たな研究結果に基づき提唱しているエボラウイルスザイ ール株の感染拡大様式に関する仮説の解説と、それによる世界で最多の大型類 人猿個体数が確認されているOdzala国立公園でエボラ出血熱が流行する時期予 測、そうした予測される流行を予防するための戦略。 ●10-22(1031-0010)#C#ウエストナイルウイルス最新状況、2005年-西半球 (17)# [1]へルスカナダ、サーベイランスデータ2005年プログラム、情報源:ウエス トナイルウイルス監視、カナダ公衆衛生局、10月22日。 2005年10月16日~10月22日(疫学第42週)。 ヒト: 2005年疫学第42週の期間中、新たなウエストナイルウイルスWNV感染患者4名が [Ontario (2)、Quebec (2)から]報告された。 2005年10月22日時点で、WNV感染患者227名と無症候感染者13名がカナダ公衆衛 生局(PHAC)に報告されている。患者 227名中、51名(22%)がWNV神経学症候群 と、167名(74%)がWNV非神経学症候群と、9名(5%)が分類不明と分類されてい る。これまでに、WNV感染による死亡患者12名[Saskatchewan (2), Manitoba (1), Ontario (6) and Quebec (1)]が報告されている。 鳥類: 疫学第42週の期間中、死亡したトリ9羽が検査され、そのうちの0羽(0%)がWNV 陽性であった。2005年5月2日以来、累計で鳥類3969羽が検査されたが、そのう ちの447羽(11 %)がWNV陽性であった。 家畜: 疫学第42週の期間中、WNV陽性のウマ21頭がOntario (5), Manitoba (4), Saskatchewan (10) and Alberta (2)の各州から報告された。 蚊族: 第42週時点で、WNV陽性蚊族695プールが、Alberta (1), Saskatchewan (110), Manitoba (193), Ontario (291) およびQuebec (100)の各州から報告された。 全国のWNVサーベイランスデータおよびWNV地図は、カナダ公衆衛生局(PHAC)の ウェブサイトで閲覧可能。詳細は [2]米国、情報源:CDC、ベクター媒介性感染症、ウエストナイルウイルス、10 月25日。(記事内容を要約して記す。詳細は原文を参照のこと。) ヒト: 2005年10月25日時点で、米国で総計2435名のWNV感染患者が以下の州から報告 された。 [Alabama, Arizona, Arkansas, California, Colorado, Connecticut, Delaware, Florida, Georgia, Idaho, Illinois, Indiana, Iowa, Kansas, Kentucky, Louisiana, Maryland, Massachusetts, Michigan, Minnesota, Mississippi, Missouri, Montana, Nebraska, Nevada, New Jersey, New Mexico, New York, North Carolina, North Dakota, Ohio, Oklahoma, Oregon, Pennsylvania, Rhode Island, South Carolina, South Dakota, Tennessee, Texas, Utah, Wisconsin,および Wyoming.] 以下、州別の患者数の詳細、 患者2435名中、976名(40%)がウエストナイル脳炎・髄膜炎(神経侵襲性)で、 1289名(53%)がウエストナイル熱(非神経侵襲性)、170名(7%)が詳細不明と報 告された。死亡患者数累計は73名となった。 ●10-28(1031-0020)#C#デング熱/デング出血熱最新状況、2005年(34) # 目次: [1]ブルネイ(Borneo) [2]米国 (Texas) [3]インド(Ludhiana) [4]インド(New Delhi) [5]インド(Mumbai) [6]シンガポール [7]マレーシア(Kuala Lumpur) [8]コスタリカ [1]ブルネイ(Borneo)、情報源:Borneo Bulletin, Borneo、10月28日。 RTB [Radio Television Brunei]は10月27日、2005年10月中にブルネイ全域で、 デング熱患者18名が発生したが、そのうち6名はTemburong地区での発生であっ たと報じた。10月27日に、保健局のデング熱に関する啓発・感染予防キャンペ ーンの一環として、TemburongのBangarにあるMuafakatホールで会議が行われ た。 [2]米国 (Texas)、情報源:KRGV, Texas, USA、10月27日。 テキサス州の2郡で、12名を越えるデング熱患者が報告されている。市当局は 10月26日午後、感染拡大を抑止するための対策を講じるようValley地区各市の 行政責任者に要請するため、緊急会議を開催した。保健当局は、デング熱は国 境を越えてテキサス州内へと侵入していると確信している。 [3]インド(Ludhiana)、情報源:Ludhiana Newsline, India、10月27日。 100名以上のデング熱疑い・確定患者が、Ludhiana市内の各病院から報告され ている。これらの患者発生は限局されておらず、散在している。10月中に週内 各地区で発生した患者5名が、デング熱のためDayanand医科大学病院(DMC)で死 亡した。10月のみで、DMCは、デング熱患者90名を収容した。そのうち、53名 はLudhiana出身で、 29 名は Jalandhar出身, 各1名がFerozepur, Moga, Muktsar および Fatehgarh Sahib の出身で、各2名はKapurthala および Kangra.出身であった。患者49名はすでに退院したが、36名は入院中である。 死亡患者5名が発生した。 一方、Guru Teg Bahadur慈善病院では、患者10名が入院している。医科、医療 部門責任者のコメント(略)。同様に、CMCでも、患者16名が10月28日に入院し た。そのうち2名は夕方までに退院した。患者のうち1名は小児で、Jalandhar 出身であった。Dewan病院では、確定患者2名と、血小板減少を呈する患者3名 が確認されている。 地域疫学者は、Ludhianaでは、患者は限局されておらず、散在的に発生してい ると語った。保健局はこれまでに、患者34名の自宅を訪問し、各地で殺虫剤噴 霧を行い、デング熱に関する文書を配布している。 [4]インド(New Delhi)、情報源:Times of India、10月25日。 ニューデリー市では10月24日にデング熱患者数累計が463名に増加し、感染の 勢いが増している。MCD(デリー市)議会で開催された会議で、市議会議員らは、 デング熱拡大とその対策を議論した。 MCD保健局によるデータによれば、患者463名中131名はデリー市外での発生で ある。市内では、最多の患者が報告されているのは西部地区で、患者数59名の 中央地区がそれに次いでいる。Najafgarh 地区は患者 55名であり、 Rohinizone 地区は患者 31 名を報告し、南部地区では患者数は20名となって いる。 Paharganj 地区では、患者2名のみを報告している。市街地区では患者 6名が発生し、Narela地区では患者7名が発生している。 [5]インド(Mumbai)、情報源:Times of India、10月26日。 デング熱が、再び流行の兆しを見せている。10月第3週には、南ムンバイ病院 から、死亡患者2名が報告された。一方、Kandiviliでは、43歳の主婦が2、3日 前にデング熱のために死亡した。ムンバイ市南部の高級住宅地から郊外のスプ ロール(無秩序に拡大した市街地区)まで、時に重症となる合併症を伴ったデン グ熱/デング出血熱患者が発生している。以下、デング熱の感染拡大の現状に 対する関係者のコメントなど(詳細略、原文参照のこと。) [6]シンガポール、情報源:ABC Asia Pacific、10月28日。 シンガポール史上最悪となったデング熱流行による公式統計では、今年これま での死者数は19名に達し、患者数は13000名に近づいている。保健省は、60代3 名と49歳の計4名が10月中にデング熱により死亡したと発表した。シンガポー ルでは毎日数十名がデング熱に感染している。(しかし、)保健省広報官は、流 行の極期には100名以上であった1日当たりの患者数が、次第に減少しているこ とから、政府は「見通しは明るい」としている。Straits Times紙によれば、1 日当たりの新規患者数は56名に減少した。以下、確認された死亡患者の概略と シンガポール国内の流行対策。 [7]マレーシア(Kuala Lumpur)、情報源:Malay Mail, Malaysia、10月26日。 他の地域(State)ではデング熱患者数の減少が伝えられているにもかかわらず、 マレーシアの首都では患者数が増加中である。保健省疾病対策課責任者Dr. Ramlee Rahmatは、クアラルンプールでのデング熱疑い患者数は、過去1ヶ月間 に(2005年10月)、114名から128名へと増加したと述べた。しかし、大部分の地 域では患者減少が記録されている、すなわち、Selangor (319名から289名に減 少), Penang (223名から190名に減少), Johor (99名から88名に減少) and Perak (93名から85名に減少)となっている。患者数増加が認められた地域は、 Sabah (45名から52名), Malacca (25名から29名), Perlis (7名から9名) and Putrajaya (6名から8名)であった。Dr. Ramleeは、10月第3週にデング熱によ る死亡患者2名が発生し、もう1名は数週間前に発生したと述べ、これにより死 亡患者総数は81名となった。以下、死亡患者の詳細(略)。 Dr. Ramleeはまた、10月第3週には疑い患者1064名が報告されたが、その前の 週の報告患者数は1172名だったため、9.2%の減少であったとしている。10月 22日時点のマレーシア国内のデング熱患者数は32126名である。そのうち、 9381名が確定患者であり、その他に1634名がデング出血熱患者である。 以下、各州当局によるデング熱流行対策の概要。 [8]コスタリカ、情報源:Yahoo Noticias, Mico、10月25日。 コスタリカでは、依然としてデング熱患者数の増加が続く。 コスタリカ当局は、今年これまでに、デング熱患者31000名以上とデング出血 熱患者46名を報告したと、保健副大臣Dr. Francisco Cubilloが10月18日に発 表した。今回の統計は、患者数は27369名としていた2005年9月の統計よりも、 患者数約3000名の増加を示した。以下、Dr. Cubilloのコメント(略)。患者の 80%以上が、中央太平洋地区と大西洋沿岸地区で発生している。以下、政府に よるデング熱流行対策(略)。 デング熱による死者数は2名である。当局は、29歳女性と24歳男性のデング出 血熱による死を確認した。同国では、1999年以来デング熱による死者は報告さ れていなかった。
by sank100
| 2005-10-31 22:05
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